エンジェル 哀しき復讐者のレビュー・感想・評価
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良くも悪くもアビゲイル・ブレスリンらしいクライム映画でした
可愛らしい子役だった印象が未だ色濃く残っているアビゲイル・ブレスリンの復讐物って、ちょっといまいち想像が出来なくて逆に面白そうだなと、アビゲイル目当てで鑑賞したのですが、やっぱりアビゲイルに復讐物は無理があったか・・・(苦笑)
ジャケ写は意外とカッコ良いんですけどね、でもやっぱりと言うか、出ましたと言うか、これも劇場未公開作品お得意のジャケ写詐欺が入ってましたね。
まあ単純に復讐系クライム・アクション映画として評価すれば、お世辞にも褒められた作品では無かったでしょう、ただこの題材でもアビゲイルらしいと言えばらしい映画でしたので、少し大人になってもまだぽっちゃり可愛いアビゲイルを堪能する為だけならば見ても損は無いのかと、それ以外の方は特に・・・あ、一応ショーン・ビーンおじさんの渋さも堪能できるか。
しかしアビゲイルは良い意味でも悪い意味でも体型が変わりませんねぇ~、ぽちゃぽちゃしてて、普通感が半端じゃなかった、子役時代を髣髴とさせるビジュアルは個人的には好感が持てますが、この先どうなるのやら・・・。
まあちょっとビッチなアビゲイルの姉役も「スパイキッズ」シリーズのアレクサ・ベガでしたので、子役フリークの方にはたまらない映画だったかもしれませんね。
サブタイトルに哀しき復讐者と謳ってあるので、出来ればそっち方面の活躍も期待したかったのですが、彼女達のアクションらしいアクションは無しでしたので(手榴弾をアレしたぐらい)、そこに関しては相当肩透かしって感じでした。
それといまいち相関図と言うか人間関係も説明不足のまま推移していくので、何となくは分かるのですが劇中の台詞を聞いても若干?な部分もあったりで、もう一つ入り込めなかったんですよね。
絶対に逃げられないって程、ショーン・ビーン軍団の組織力も無さそうな雰囲気でしたし・・・。
更にはアビゲイルが演じたハナはチェス好きな少女と言うことで、そのチェスになぞらえて話が推移していましたが、正直全くチェスの知識がない者としてはそこも全然頭に入ってこなくて、ホント最初から最後までいまいち乗り切れずって感じでした。
まあ結局、頭脳プレーのようでその実は全くスッカスカな計画で、田舎町を牛耳るジョーン・ビーン軍団に立ち向かうアビゲイルらしさが一応ツボと言えツボな作品だったでしょうか。
敵も敵なら味方も味方的な、しょうもない親族同士の小競り合いでしたので、緊張感も微妙に薄くクライム系としてはホントお世辞にも褒められた作品では無かったですが、とりあえずちょっと大人になったアビゲイルを確認できただけでも私的にはまあ良かったかなと・・・。
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