愛を歌う花
劇場公開日 2017年1月7日
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日本に占領時代の朝鮮、キーセン、など、大変興味深いエッセンスが詰まっている。果たして、本作は、特段占領下の背景は物語に影響は実はなく(話題には必要だったのだろうが、)、あるピュアな女性が思いを果たすため、自ら友達を陥れ、自分も売り、最後に誰もいなくなったが果たせた、という純な物語。気になるのが、本作は歌が結構重要なのだと思うが、劇中には響く歌が無かった、、また、邦題は違うような、、
ハン・ヒョジュによる愛憎が共存する微妙な感情表現が素晴らしかった。狭い世界で共に育った親友だからこそ、その関係の歯車が狂いだすと嫉妬や怒りが歯止めなく相手に向かう。その虚しさや悲しさに気づきながらも後戻りできない苦しさ、その過ちが引き起こすさらなる悲劇に切なくなります。日本人や日本語で言うと、怪作「お嬢さん」ほどの酷い日本人、聞き取りにくい日本語ではないところはよかった。いい映画なので、歳をとったハン・ヒョジュの特殊メイクにもう少し力を入れて欲しかった。
泣ける
悲しい
怖い
親友だったふたり。好きな人を廻って人生が変わっていく。ハンヒョジュの嫉妬心や恋人をいつまでも追い続けける健気さが沁々と感じた。親友のヨニの方が歌が上手いと思っていた。が時代が変わり自分の歌がいいと言われて。涙を流すときのハンヒョジュが何とも印象的。歌には流行りがある。
正歌の方が美しいと思ってしまった。感情の流れが自然で登場人物全体に共感できる。作曲家の対応も嘘はなく、それがさらにせつない。日本兵もタチが悪いけど偏見はなく悪役として適切な表現がされていた。愛情は思い込むと厄介なものでしかないとゆう印象。若いんだから他の男がいずれ出てくるのに…あの青い傘をもらって苦労していた妓生さんに救われる。
女性の精神的残虐性を震えながら目の当たりにしながらも、主人公をそこまで残酷にした、振り回してる男性の無関心という非情さがせつなすぎる。愛すれば愛するほど憎しみが深くなる。俳優さんも名演。私が韓国映画に求める、鑑賞後に精神的えぐられた気持ちになり、心理的に過激過ぎてストレス発散になるという、にはぴったりの作品
ハン・ヒョジュ主演という事で観ました。難しい役どころでしたが伝わってくる演技に魅了されました。この時代の葛藤がよく表現されていると思います。
これまで、観客に愛を与える役どころを演じていたハンヒョジュが大変身。けれども、デリケートな心理表現が上手くて、その何ともいえない哀しみが伝わるので、こちらまで辛くなりました。建物や街並みの再現など、ディテールまで本格的で、主演陣も好演。ただ、作中の日本人が話す日本語が下手すぎるのが興ざめ。日本公開も視野に入れて、大事な役どころには、日本人俳優を使えばいいのにと思いました。
愛するというのは、ただただ自分が満足するばかりでないこと。どうして私が…と辛く苦しい悲しい時も、受け入れなければならない場合の愛もある。自分を愛しそして愛されたいが為に、欲を満たしたいが為に、の行動は儚く悲しいものに。受け入れる愛をもつことが出来たら…と自分自身にも置き換えて学ぶことができた作品でした ✳︎
日本統治下の朝鮮の話ではあるが、内容は至って普遍的な嫉妬や愛憎の話である。言ってしまえばステレオタイプな韓国ドラマ物。しかし決して安っぽくなっていないのは描写や表情が丁寧に描かれているからだろう。個人的には韓国映画の胸糞傑作「ハン・ゴンジュ」のチョン・ウヒのフィルモグラフィーにまた良作が加わった。
なんというか…韓国らしい愛憎うごめく嫉妬と裏切りのメロドラマ。綺麗な顔してやってる事がえぐい。爽やかな歌声なのにねー。ただ、映画館の大画面でみるほどでもなかったかな。
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