「ましゃよ水都大阪を奔れ」マンハント しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
ましゃよ水都大阪を奔れ
通常スクリーンで鑑賞(字幕)。
原作(君よ憤怒の河を渉れ)は未読です。
ジョン・ウー監督の映画を初めて映画館で観られたってだけで感無量。ジョン・ウー節全開のカメラワークや心情表現、2丁拳銃と白い鳩に「これこれ!」と大興奮でした。
馴染みのある大阪でロケされていたので、見覚えのある風景や建物が映るととても嬉しくなりました(私は兵庫県民)。
主人公の家の位置がおかしかったり、大阪駅から大阪城まで5分くらいで移動していたのは「なんでやねん」でしたが…
「SCOOP!」ほどでは無いにしろ、ワイルド成分を放出し鋭い眼差しで事件を捜査するましゃ(福山雅治)。
チャン・ハンユーとの追い追われる関係が、相手への信頼に発展していく展開の男臭さが素晴らしかったです。
「るろうに剣心 伝説の最期編」で「アクションも出来るなんて!」と感動し、本作でも激しいアクションをこなしていて惚れ惚れ。ベレッタを構える姿、カッコいい!
アクションと云えば、ハ・ジウォンも忘れられない。その美貌に見惚れつつ、鍛え抜かれた体が躍動し、繰り出されるアクションがとにかく華麗でカッコ良かったです。
ストーリーとしてはかなりの大味だし、SF設定(超人兵士になれる薬?)は正直浮いていて作品のクォリティーとしては低い方かもしれませんが、内容は二の次と思わせてくれるジョン・ウー節のアクションをスクリーンで堪能出来ただけで脳味噌大喜び。ましゃファン的にも大満足でした。
[追記(2023/08/02)]
1976年版を鑑賞してから観ると、冒頭の「古い映画のセリフ」が同作からの引用だったことに気づかされました。
[以降の鑑賞記録]
2018/08/? ?:Blu-ray(字幕)
2023/08/02:Blu-ray(手書き風フォント字幕)
※リライト(2023/08/02)