「アクションがあるから許されるが」マンハント テツさんの映画レビュー(感想・評価)
アクションがあるから許されるが
ストーリー的にはうーん…という感じ
リメイクだそうだが、昔の方は知らない
冒頭の女殺し屋タッグの撃ちまくりシーン、あそこは画的にはカッコイイが、弁護士と出会わせておくだけのシーンでしか無い感じで後々意味が無いというのも微妙(弁護士に惚れたのも古い映画の話出来たからって…)
そこからストーリーが進むのだが、パーティシーンから漂う違和感。
事件発生してからの警察側の違和感(英語喋れすぎじゃね?とかあんな刑事いないわとか、ツッコんではいけない処かもしれないが違和感あり過ぎてムリ)
事件の裏に隠された三年前の真相とやらも盛り上がりに欠け、「ふーん、そうなんだ~」くらいの感想。
今回の殺人の真相もしょうもなく、製薬会社の裏側も読める上にそこに至るカタルシスもなく、ストーリー上でグッとくるモノがあまりにもない。
弁護士動けすぎとか福山さん人撃ちすぎとか、他の皆も銃撃ちすぎとか、ホームレスの回想とか入れられてもグッとこないとかツッコミ処は満載
アクションシーンはジョンウー印とも言えるバイクアクションや2丁拳銃、スローモーションなど盛り上がる場面があるので、そこはいい(正直に言えば物足りないが。お馴染みの白い鳩もいたねそういえば)
言語的な違和感は目をつむってもいいのだが、(正直目も当てられない仕上がりなのでもう諦めよう。口の動きにも合ってないし、メチャクチャだから)ストーリー上の盛り上がりに欠けるし、登場人物の魅力とか心情にグッとくるものがないし(婚約者の死とか殺し屋の相棒の死もサラッとしたもので)
アクションシーンが無ければ全く持ってダメでした。残念!