「思ったより悪くなかった。」東京喰種 トーキョーグール ガーコさんの映画レビュー(感想・評価)
思ったより悪くなかった。
清水富美加ちゃんの事件がすごく印象的だった映画。
どんだけ酷い話かと思ったら…。
意外と真面目。
人間の世界で吸血鬼がどうやって生きていくかを悩ませる話。
人間は彼らを駆逐しようとするけど、喰種は密かに人との生活に馴染みながら生きようとしている。
人間が異種を根絶やしにしようとすればするほど、彼らは暴れ回るのですから、なんだかかわいそうな気持ちになっていく…。
最終的には、喰種と吸血鬼とのバトルという、不毛の戦い。
違う種族が互いを認め合いながら生きる道はないのか?
と、悲しい気持ちになる作品でした。
人肉を食べるシーンがどんだけ酷いのか思ったら、そんなに酷くはなかった。
むしろ、生きるために食べるというシーンが多かったから、人肉の必要性に神妙な気持ちになったというか…。
生きるためには食べなければならないという、生き物の定めを考えさせられる、結構深い内容でした。
清水富美加ちゃんも、全然食べるシーンなかったし、一体何が嫌だったのか…?
窪田くんがはまり役だったのも良かった理由の一つ。
素朴で大人しい性格かと思いきや、いざ戦いのシーンになると、誰よりも精神振り乱して発狂するという…。
その怒り狂った演技に魅了されました。
これで終わりなのがちょっと物足りない…。
確か続編があったようにも思うので、もしあるならいつか観たいなと思う作品でした。
密かに大泉洋さんが出ていたのがツボとなりました(笑)
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