「家族って面倒だけど」幼な子われらに生まれ uniさんの映画レビュー(感想・評価)
家族って面倒だけど
浅野忠信の、嘘くさい ”良い人”な発言がめちゃくちゃいい。
最初は、良い人を繕うのに必死で
周りに良い顔をして
なかなか弱味を見せない彼に
疑いの気持ちが生まれてきてしまう。
いつ何をするか分からないという危うさ。
その絶妙な、浅野忠信の演技が素晴らしかった。
むしゃくしゃして一人カラオケに行き、
「悲しみの果て」を
だらっと歌う感じもいい。
家族ってめんどくさい、けど放っておけない
近いけど遠い微妙な距離感をうまく保つことって本当に難しいんだなと実感。
諦めからは何も生まれないし、必死に食らいついてどう接していけばよいか模索しろ!と言われてるようで辛かった…。
結婚、離婚、再婚
お互いはじめてではない、それぞの家庭に
新たな命か宿ることがどれほど大きなことか。
その生まれて来る子が、どのような気持ちになり、どのような生活を送られるのか
最後につれて真っ直ぐになっていく信を見ていると、少し安心できるような気がする。
”われら”の切なくとも温かい
家族の糸に、感動してしまいます。
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