「父親と兄弟が向き合い始めるシーンは震えがきた」キセキ あの日のソビト ねこたまさんの映画レビュー(感想・評価)
父親と兄弟が向き合い始めるシーンは震えがきた
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 かなり良い映画でした。
若き日の松坂桃李さん、菅田将暉さんがダブル主演。
松坂さんは本当に良い演技をしているのだこれど、菅田さんの演技は、この頃から唯一無二だと思いました。
他にも、成田凌さん、横浜流星さん、杉野遥亮さんなど、今から見ると超豪華なメンバーが出演。
老成の一歩手前の小林薫さんが、松坂さんと菅田さんの父親役で、兄弟が音楽をしていく上での分厚い障壁として、重みのある演技をしています。
「GREEEEN」がデビューする経緯と「キセキ」という曲を世に送り出すまでの秘話を、事実に基づいて映画化した物語、ということなんだけれど、どこまで事実なのかはあまり気にする必要はないと思う。
映画として、どんな物語を観客に伝えられるのか、ということが一番大事なこと。
ずっと抑圧と反発の関係が強かった父親と兄弟が、お互いに向き合い始める最後のシーンは、お話しの中の色々な物が集約されるような名場面で震えがきました。
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