将軍様、あなたのために映画を撮りますのレビュー・感想・評価
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実話とは信じられなかった
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はじめにこの映画のストーリーを聞いた時、とんでもすぎてとても実話とは思えなかった。
金ジョンイルが自分のために映画監督をさらって映画とらせるなんて…。
カセットテープで再生される監督の語り口が独特で味があって、奇妙な世界に入り込んでしまったかのような不安感がある。
実際に拉致された監督からしたら、リアル「世にも奇妙な物語」だろう。ほんとうは自分は狂ってるんじゃないか?なんて僕だったら考えてしまうと思う。
映画としての面白さはいまいちだけど、こんなとんでもないことが実話なの?という驚きがすごい。
金ジョンイルが絶大な権力をもっていて、周りがイエスマンであることに対する悲しさ、ほんとは芸術家になりたかったとか、人望がなくて人前にほとんど出ないとか、監督が唯一心を許せる友達だったのに、結局は裏切られたとか…。
まるで子供向けの童話のような話だ。
童話的な陳腐さと、実話であるというグロテスクといっていいリアリティ…。これが融合しているというは、奇妙にツギハギになっていて、やっぱり奇妙な映画だ。
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