「北畠具教だけでもご満悦」忍びの国 lynx09bさんの映画レビュー(感想・評価)
北畠具教だけでもご満悦
コメディ色が強すぎやら、PVみたいになっとるがな。とか。色々と手厳しいご意見を聞くとはなしに聞きながらの参陣。
もともと和田竜さんの作品群の中では一番好物なので、ともかく楽しもう!というスタンスでしたが、その間合いにはまったので大正解。
忍びの本分と武士の本分をサラリと描きながら、これまた伊賀の暮らしや組織についてもサラリ。時代ものかぁ…胃もたれしそうだなぁ…。なんて方々に向けた良作だと感じました次第。
無門の「あの手裏剣」やらその製作者、そして五右衛門が割愛されたためか、ちょっと期待してたラストの侵入がないのは個人的に残念でしたが、本と映画の立ち位置の違い、みたいなものも見てとれて「なるほどなぁ」なんて感心しながら劇場を後にしました。
無門の慟哭は良かった!
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