「雑な犯行。それが故に余計に怖い。」エル・クラン 勝手な評論家さんの映画レビュー(感想・評価)
雑な犯行。それが故に余計に怖い。
アルゼンチンで、1980年代に実際に起きた誘拐事件え描く。家族で誘拐ビジネス・・・。怖いです。
数年間に渡りビジネスとして誘拐を行っていたにしては、結構その手口は雑です。恐ろしいほどに雑です。最初の内、「なんでこんなに雑なのに捕まらないんだ?」と思っていたんですが、父親の経歴がモノを言っていたようですね。時の捜査機関とそれなりのいい関係であったようです。まぁ、南米にはありそうな話ですね。
他にも怖いと思ったのが、長男。基本的には善良な人間なんでしょうけど、誘拐ビジネスを手伝っている上に、何食わぬ顔でラグビーチームに参加しているってねぇ。なんか精神構造が・・・。それが故に、彼の人生の結末は悲しい結末になるんですけどね。
次男は・・・。まぁ、あんなもんなんでしょうね。むしろ喜々として誘拐ビジネスに参加していたような気が・・・。
母親を始めとした女性陣はと言うと、母親は、夫のしていることを知っていたんじゃないですかねぇ。どうも・・・。でも、長女、次女、長男の妻は知らなかったのかな。
いやぁ、怖い話です。
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