劇場公開日 2017年12月1日

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「コドモが泣いた」鋼の錬金術師 みっちーさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0コドモが泣いた

2017年12月2日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

原作既読者です。

原作を直前に読んで、凄すぎて、鋼の錬金術師ファンの方が実写化に不満を持つのが痛いほど分かり、見に行くのをやめようかと思いましたが、結局時間を割いて見に行きました。

終わったあと、お父さんと来ていた男の子が、「感動した、こんなに泣く映画はない!」といっていたのを聞いて、純粋な心を持つ子供の評価には肥えた心を持つオトナの評価は勝てないんじゃないかな?と思いました。悪評が目立つ中、これを聞いて安心しました。

個人的な意見としては、
内容は悪くないと思いました。よくあそこまでまとまったなと…

イタリアで撮影しただけあって、景観が美しかった。これのポイントかなり高い。映画の世界観は一番これに支えられていた気がします。

ただ、話に流れがなく、ストーリー性を感じられませんでした。
人物の関係性、賢者の石を探すわけ。手足を失ったわけ…原作を読んでいたから分かりましたが、初めて見た人には伝わりにくいんじゃないかな。

また、日本のCG技術の発達には感動しました、
CGであそこまでできるのか…この映画は役者4割、CG6割で成り立ってました。過去最高のCG技術でした。

役者に関しては松雪さんがすごかった…
ラストがいました。他のキャストの方々も思ったよりハマっていて、映画の世界に入り込めました。
(マスタングが個人的に気に入らない…)

他の実写化映画に比べてかなり質は高いと感じました。恋愛モノの実写化に比べたら、(銀魂、斉木楠雄…等の実写化は見ていませんが)成功だと思いました。

みっちー