「タッカーさん、訛ってませんか?」鋼の錬金術師 となっこさんの映画レビュー(感想・評価)
タッカーさん、訛ってませんか?
期待を遥かに上回るクソ映画でした。
順に思い出せる限り、まとめて記していきます。かなり長いです。うろ覚えでもあります。
原作神!原作最高!原作通りに制作しろ!と思っていません。確かに原作の方が好きですし、実写化はろくでもない物ばかりとも思っています。二次元と三次元の区別はつけています。それでも酷評です。
□錬成ってこんなだっけ
理解・分解・再構築ですが、おもちゃを錬成する描写で分解というより、溶ける。再構築というより捏ね上げるような感じ。
□エルリック家の外の背景の違和感
広大な大地に一軒だけぽつんと有ること、柵のようなものも他には何もない不自然すぎる。
□エルリック家
幼少期のエルリック兄弟の金髪が汚い。染めている感じではない。トリシャは特に何も。
□人体錬成
幼少期の人体錬成までの過程は良いと思います。人体錬成に移り、対価としてアルは板の絨毯に乗って旅立ちます。こんなでしたっけ?分解されていきませんでしたっけ?
トリシャ(?)はいい感じでした。
○コーネロ教祖さまの小物感
もう少し小太りな感じが良かったですが、小物感が出て良いと思います。コーネロ教祖さまがいるのに、ロゼがいないのはちょっと物足りない。
○エドワード・エルリック
最初から最後まで、どうして変顔をしているのか理解できませんでした。かなりシリアスなシーンでもアップで変顔はおかしいと思います。重要なシーンでも変顔だし、まず演技が下手なのは仕方ないとしても、セリフに感情がない。良いことを言っているのに言わされているような。タッカーさんを殴るときも感情なく、ただ大きな声を出しているだけ。
○アルフォンス・エルリック
出てきたときはすげぇと思いました。詳しいことは知りませんがCGであるならば、各戦闘シーンやエドとの組手?でも良く動いていました。ただ非常に残念なのが、ねっとり?としたホモっぽい声だったこと。
○CG
この映画のなかで、褒める点があるとしたらCGだけです。錬成された物や戦闘シーン、キメラなど良くできていました。
□初戦闘
意味不明でした。
横から迫ってくる柱の攻撃で、エドはやる気のない走りで後退するのですが、回避方向から向かってくる柱には避けることなく顔面に受ける。しかし鼻血程度で済んでいる。教祖さまを追いかけるために直ぐに起き上がり、走り出しますが、そこには柱があるのでは?
地面を波にして攻撃をするのですが、エドは避けようとすることもなくただただ食らい、人形のように跳ねます。
教祖さまが錬成した石の獣?に対して、地面の石から槍を錬成しますが、CGシーンの槍と実際の槍では歴然の差がありチープすぎる。
槍をもったエドの槍回し?が上手でした。戦闘は意味わかりません!相当な腕力の持ち主なのでしょう。
キメラが駆けたときに地面が抉れるのですが、次のシーンでは何事もなく元に戻っていました。壁も同様です。さすがは教祖さま!元に戻したのでしょう。
□世界観と人々
西洋の世界観ですが、出て来る人物はほぼ日本人。格好も西洋感はありますが、人物は日本人、合いません。イタリアで撮影しているだけあって町並みは綺麗でした。
□教祖さまをペテン師呼ばわり
意味わかりません。「神の御業」もなくいきなり出てきて、ペテン師呼ばわり、またド三流もセリフでありますが、ただ使いたいだけでしょう?唐突だし、凄みがありません。
□ディティールのないエドの錬成物
なんか気持ち悪いのが出てきました。一回だけ。
○ロイ・マスタング大佐
全体を通して、二番目に良いと思います。
○リザ・ホークアイ中尉
最初可愛いと思いました。でも、んっ?て思うシーンもあります。
□ラスト、グラトニー、エンヴィー登場
良く出来ていると感じました。最初の方は特にそう思いましたが、何回も出てくるとうーん。グラトニー良かったですね。
○マース・ヒューズ中佐
配役が出演者の中で一番良かったと思います。気さくなときと重みのあるときなど。最後の死ぬシーンの表情は良いと思います。ただ、あんなに「友達友達」って言うキャラでしたっけ?
○ハクロ将軍
小日向さんは好きな方ですが、配役が合っていません。
どうしてこんな奴がこんなとこで出てきたのでしょうか?また最後まで軍の重要人物らしき役を演じているのがよく分かりません。はやく耳を撃ち抜かれてください。
□左手で敬礼?
マクロ将軍が入室したときに、マスタング大佐とホークアイ中尉は右手で敬礼しました。しかし、エドはもたもた証?を直して遅れて左手で敬礼しました。このとき何故左手?と違和感がありました。ですが、後にウィンリィに腕が壊れたと指摘?発言のシーンで、そうか壊れていたのなら左手でも仕方ないと思いました。しかし!普通なら何か一言言うべきだと思います。
○ウィンリィ・ロックベル
本田翼さんは可愛いと思いますが、明らかに年齢にズレがあります。ウィンリィのような仕草をしても気持ち悪いだけで、どのシーンを見ても「私、可愛いでしょ」と思えてきました。
元々強気なところがあるとしても、なぜこんなところにいるんですか?と突っ込みたくなるような場所にいたり、ただ棒のように立っているシーンも見受けられました。着替えも持ちすぎ、そんなに入るのかい?
職業上スパナを持ち歩いていて不思議ではありませんが、その大きなスパナはオートメイルのどこに使用するのでしょうか?
□タッカー氏の家
くそでけぇ。必要ないだろ。
○ショウ・タッカー
大泉洋かよ!外観は良かったです。セリフのあちらこちらに水曜日で聞かれるような訛りがあります。可笑しいです。こいつも最後の最後まで出てきますが、彼はそんなに優秀ではないとおもいますよハクロ将軍。彼は重要性は分かっていたみたいな発言していましたが彼から何を得たのでしょうか?
○ニーナ
微笑ましいです。こんなものでしょう、純日本人ですが。
○アレキサンダー
とっても可愛いです。
○キメラ(アレキニーナー?)
不思議なものです、白い毛のアレキサンダーに黒髪のニーナのキメラは金髪です。体毛も青かったですね。
□賢者の石、大量生産
賢者の石って一つつくるだけでもかなりの人数が必要だったはずです。ざっと計算しても1000個以上はあったと思います。ガバガバです。
□謎の兵(ギョロ目ちゃん)
あれはなんなんでしょうか?映画オリジナルの人形キメラのようなものが出てきました。しかも賢者の石一個まるまる使うという贅沢さですが、知能はなく能力も低い。ラストたちホムンクルスと何が違ったのか?やはりお父様が。
□ホークアイ中尉と軍兵
的確なヘッドショット!次々と頭部を狙いますが、孔が開くだけでなく吹っ飛びます。
□焔の錬金術師の正体
あるときは火炎放射器です。こう、指の先からぶぉーっと。
□まぬけなところも
グラトニーが大きな口を開けたまま、追いかけますがそれでは追いつかないでしょ。
□エンヴィーは
お喋りなイメージがありましたが、必要最低限の重要なことを話して死にました。
□それを早くやりなよ
エドの土壁で防がれた指ですが、そんなに貫通力ないんでしたっけ?また、エンヴィーがやられて、薙ぎ払いましたが、糸も簡単に土壁を切ってました。アルの土壁では指が切れました。なんか変ですね。刺さったあとならわかりますが。
□大佐の手の中の賢者の石
なんかぬめーっとしてそう。
□もしかし続編あるの?
ミスリードなのか続編あるのか、エンドロール後にエンヴィーの体からちっちゃいのが凄い速さで駆けていきました。
続編があるとしたら驚愕です。