「アーサー王伝説を絡めたスケールの体力映画」トランスフォーマー 最後の騎士王 りゃんひささんの映画レビュー(感想・評価)
アーサー王伝説を絡めたスケールの体力映画
時代は中世、アーサー王の時代。
戦乱の世に、宇宙から不時着したトランスフォーマーたち。
魔法使いマーリンは、トランスフォーマーたちの生命の源の杖を手に入れ、彼らを味方にし、アーサー王を勝利に導いた。
それから1600年、惑星生命の危機に瀕したトランスフォーマーの母星サイバトロンが、復活のため件の杖を手に入れようと地球に急接近した。
トランスフォーマーのリーダー格のオプティマス・プライムはサイバトロンに向かったが、母星で創造主を名乗る存在から、杖を奪わぬとサイバトロンが滅びると入知恵される・・・
といったようなハナシで、今回は主としてトランスフォーマー同士の戦いが地上を舞台に繰り広げられる。
そこへ、人間たちも件の杖を先に手に入れようと加わり・・・と、いわゆる「お宝争奪物語」。
なので、ゲーム感覚満載、アクションのつるべ打ち。
だが、とにかく尺が長い。
2時間30分も要することかしらん。
その上、途中、1時間ぐらいは人間側の活躍に重点が置かれている。
ま、ずっとトランスフォーマーたちの戦いばかりではハナシがもたないので、これはこれで致し方ないが。
前作は、ちょっとこねくりすぎの印象があったストーリー展開も、今回は、まぁ及第点。
冒頭に登場した少女と小さなロボットがあまり活躍しないとか、主役のオプティマス・プライムが2時間ぐらい出てこないとか、不満ははあるけれど。
アクションアクションアクションアクションでハナシを進めるのは悪くはないが、それでも途中で神経がマヒしてしまい。
なお、鑑賞したのは2D字幕版だったが、カットごとにフレームが、ビスタぐらいだったり、シネスコサイズだったりとマチマチ。
画面面積を大きくしようとして冒頭のパラマウントマークのサイズにあわせたが、シネスコサイズの上下のマスキングを忘れたのか、ちょっと観ていてイライラしました。