「マイケルベイ…トランキーロ!」トランスフォーマー 最後の騎士王 snake666さんの映画レビュー(感想・評価)
マイケルベイ…トランキーロ!
これは完全に個人的な妄想だが、前作「ロストエイジ」ではマイケルベイ監督がアルコールもしくは何らかの薬をやりながらハイになった状態で作った作品だなと思っていた。
しかし本作では監督のみならず画面に出てくる出演全員シラフでなはいなと、皆ヤクでもやりながら映画作ったなと思った。それだけキャラクターが皆情緒不安定だったし、人物描写がとにかくめちゃくちゃだった。名優アンソニーホプキンスにも薬をもって演技させ、しいては執事のコグマンも完全に危険ドラッグをやらせてると思わせるほどだ。
しかしこのコグマン、劇中でもツッコミが入っていたが、C3-POやK2-SOを思わせ「スターウォーズ」を意識してるのか?と。
他にもR2-D2やBB-8を思わせるスクィークスやタイファイターのよーなドローンが出てきたり、そもそもオプティマスが一回悪の道に堕ちる様はダークサイドに堕ちてるようでもあり、「スターウォーズ」へのライバル心を痛感したのはいなめない。
合体したサイバトロン戦士によるドラゴンストームはキングギドラそのものであるとか、前作でもガルバトロンのデザインが「パシフィックリム」のイェーガー似だったり、つーか主人公の名前からしてイェーガーだったりと、数々のヒット作を生んできたマイケルベイ監督はこのごに及んでまだ他のヒット作との競争にプレッシャーを感じるてるのか、だからこそシラフでは作品を作れないのかってこれ全部自分の妄想ですがそう思わずにはいられなかった。
本作で残念な点と言えば、オプティマスのビークルモードへの変形シーンが一つも無かったこと。これはファンとしてはちょっと考えられない。マイケルベイどーした!!って感じ。変形シーンがないと言えばスクィークスも本作では推しメンぽかったにもかかわらず一回もなかった。
しかしそんなマイナスポイントを吹き飛ばすのはいつものマイケルベイ節が炸裂しまくるところ。相変わらずの力技でねじ伏せるアクションシーンは凄いとしか言いようがない。
個人的に良かったのはオプティマスが正気に戻るシーンとクライマックスでオプティマスが脱出した際にビークルモードで出てきたシーンには思わず涙が。
リニューアルしたメガトロンをはじめ、オートボットやディセプティコンそれぞれの変形パフォーマンスも抜群にカッコイイのは言うまでもない。
次はバンブルビーのスピンオフらしいが、続編の伏線もガッツリ残して終わったので、続きを楽しみに待ちたい。