「ややチープなオカルトホラー」ダークネス うにたん♪さんの映画レビュー(感想・評価)
ややチープなオカルトホラー
自閉症の少年マイケルと拒食症の姉ステファニー、家庭内に不和を抱える父親と母親という悪い方にいくらでも転がりそうな家族構成(笑)
友人たちと仲良く遺跡前でバーベキューとか楽しんでると息子が遺跡内に転落して奇妙な石を拾ってきてから、家庭内で怪現象が起こり始める…。
だが、なんというか……金掛かってないかなっと思う演出。
オーメンめいた演出が多かったけど、別段誰も亡くなったりしないという(笑)
しかし、悪霊もゆっくりしていて、セクシーな奥さんや高校生の娘にイタズラする程度。
むしろ、自閉症の少年マイケルの将来が心配になる感じ。
その後は手の打ちようがない展開が続き、観ている側がどうなるの?と思い始めた頃に、父親の上司が治療師(呪術師)を紹介してくれる。
そして、やっと治療師の叔母さんとその孫(叔母の通訳)やってくる。
わりとあっさり祓われそうになる悪霊たちに拍子抜けするが、ラストは息子が連れ去られそうに。
伏線の「恐れを知らぬ者が石を元へ戻すと悪霊が」と言うのが最後に回収されて物語は終了する。
しかし、お祓いする人って何時もスパニッシュ喋るのが多い気がする。
先住民のイメージなんだろうか?
出演女優は個人的に粒揃いな感じ。奥さんも娘も、呪術師の孫娘も美人だった。
自閉症マイケル君が怪現象の最中も薄笑いを浮かべているのが印象深い。
怖さはほとんどないけれど、エイリアン2で卑怯なバーク役だったポール・ライザーが物分かりの良い上司で良い人だったのが一番驚いた(笑)
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