泣き虫ピエロの結婚式のレビュー・感想・評価
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【”All for You,It's My Pleasure いつもでも、一緒に生きよう。”健康である事、愛している人が元気で居る事の大切さ、有難さをしみじみと感じる作品。】
<Caution!内容に触れています。>
■見習いピエロ、カナミを演じる、笑顔の素敵な小さな志田未来さんと、背の高い糖尿病一型を患う背の大きなヨウスケを演じる竜星涼の凸凹コンビの姿が、愛おしい小品。
恋人ヨウスケが一型糖尿病である事を知ってもカナミは、ヨウスケを想い続けるし、実はヨウスケの方が憂鬱な透析に通う時に、公園で一生懸命ジャグリングの練習をしていたカナミの姿を見て、心を慰められていたというストーリーも、良いな。
<けれども、その日は意外と早くやって来て・・。
そこに、ヨウスケの主治医が持って来たダイヤのエンゲージリングと、彫られていた文字のシーンは、沁みてしまったよ。
で、健康である事、愛している人が元気で居る事の大切さ、有難さをしみじみと感じた訳である。>
■先日、京都大学病院が、iPS細胞が一型糖尿病の方のインスリン注射を不要に出来るかもしれない治験を行うというニュースが流れたが、上手く行って実用化されることを望みます。
クラウンは何処行った?
泣ける
恋愛ものだけど、邪魔者も出てこないし、安心して見れる。笑顔のシーンはこっちまで笑顔になれるし、悲しいシーンはこっちまで悲しくなる。竜星涼と未来の演技が、ナチュラルでとてもよかった。
温かい気持ちになった。
切ないけどあったかい作品
志田未来ちゃんも竜星涼さんも好きなので
ずっと観たいと思っていた作品でした。
先に好きになったのは陽介。
でも、自分は病気だからと佳奈美を避けてしまう。
そんな陽介を諦めなかった佳奈美の強さと、
優しさが、陽介の気持ちを動かして付き合うことに。
プロポーズのシーンは可愛いし、一緒に生きていきたいという2人の想いがとても伝わってくる演技でした。
結婚を決めて、いよいよ明日という時に陽介が倒れてしまう。
病状は悪化し、『泣き虫は嫌いだ』と言った自分を想って一人で泣いてる佳奈美を想って陽介は結婚をやめると決めてしまう。
それでも佳奈美は陽介を想って諦めなかった。
二人が夫婦となって過ごせた期間は短かったかもしれない。
それでも、幸せそうな二人の姿に胸が熱くなりました。
『佳奈美を好きにならなきゃ、こんなに生きたいと思わなかったかもしれない。ありがとう』が、とても素敵だなと思いました。
切ないけど、幸せそうな二人をまた観たいと思わせる作品だと思います。
最後の佳奈美の涙のシーンは、切なすぎるけど、
陽介を想う表情が心底幸せそうでグッときました。
最後に。指輪のサイズを間違い続ける陽介が可愛いです(笑)
~「All for you, it's my pleasure.」~
【賛否両論チェック】
賛:大切な人を笑顔にするため、お互いに独りで背負い込んでしまう2人の不器用な姿が、暖かい人間模様の中で描かれ、思わず泣かされる。“命”と向き合うことの尊さも教えてくれる。
否:展開は単純といえば単純で、淡々としている感は否めない。
病に苦しむ大切な人を笑顔にしようと、常に笑って頑張り続ける佳奈美と、そんな彼女の想いを痛いほど感じ、彼女を大切に思うが故に、遠ざけようとしてしまう陽介。とかく不器用な愛を紡ぐ2人の葛藤に、思わずウルッと来てしまいます。
自分の命が自分だけのものだけではなくなった時、そして大切な人の最期が迫った時、どんな気持ちで、どんな想いでその運命と向き合っていけばいいのか。非常に重いテーマではありますが、とても温かくステキな人間ドラマで、その道標を示してくれるようです。
デートでは勿論、家族や大切な人と是非観ていただきたい、そんな作品です。
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