エルサレムのレビュー・感想・評価
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なるほどこんな感じか
エルサレムの観光気分をスマートグラス目線で味わえる。しかし海外に行く時の注意点もしっかり描かれていた。バッグを盗まれたり、テロ攻撃ともとれる被害に遭ったり(実際はテロどころの話では無かったが)。綺麗な景色に酔いしれることができるが、そんなこんなで95分の本編で「それ」が起きるまでが長尺になっている。所々に伏線が散りばめられており楽しめるが(冒頭のゾンビゲームなど)、テンポが良いとは言えなかった。
そして、いざ贖罪日の夜に事が始まると街でのパニック描写が描かれるかと思いきや、そちらはほどほどに洞窟に入ってしまう。エルサレムの街並みでの終末感漂う戦慄の瞬間を期待していたが、洞窟に入ってクライマックスだったなら「エルサレム」である意味がないと思う。
作品の雰囲気や、不死者や堕天使、巨人の完成度もなかなか気に入ったが、ちょっと描きかたが足りなかったのではないか。巨人なんか遠くで歩いてるだけだし。せめて「進撃の巨人」的なシーンが欲しかった。スマートグラスをかけている主人公の女性だが、行動にイライラさせられる。無力というか、鈍いというか、とにかくウザい。
1回観れば十分だろう。
クリスチャンであるウチから観たこの作品
ウチはクリスチャンなんじゃけど、これはバリバリの宗教映画。それもウチら一神教3宗教から観てる。
欧米の映画の多くが特にキリスト教を下地にしてる事が多い。
例えば「イベント・ホライゾン」。あれは特に信仰心の強くない結婚式はキリスト教式や日本神道式・ドルイド教起源のハロウィンとキリスト教起源のクリスマスを楽しみ、生活には知らずに儒教が入り(男尊女卑やお盆)、葬儀や法事は仏教というのが多い日本人には「怖かった」「すごかった」で終わる映画だけど、クリスチャンのウチが観るとキリスト教的恐怖と教訓がビンビンの映画で、かなりの怖さだった。
さて本作ですが、ユダヤ教的な要素が強いのか、クリスチャンノウチにもさっぱり(^^;)
タルムードはユダヤ教の口述伝承を文章化する作業を反対を押し切ってやっちゃった教典で、多くのユダヤ教諸派も認めてない。しかし1回目観て謎が多かったので、聖書を調べてみた。キリスト教とイスラム教はユダヤ教から派生しているので、冒頭の「違う神を信仰する3宗教」という記述は間違いで「同じ神を信仰する3宗教」とすべき。
という訳で、クリスチャンのウチの手には「旧約聖書」と「新約聖書」があるんじゃけど、「旧約聖書」はユダヤ教・イスラム教・キリスト教が教典としてるから、色々調べたり「新約聖書」も調べたけど、まるっきり謎。ウチの勉強不足なだけかもしれない。まだまだ稚拙なクリスチャンなもんで(^^;)
という訳で2回目の鑑賞はただ楽しんで観た。悪くないと思う。結構ホラー大好きなウチの中でも楽しかった。いつかは行きたいイスラエルの絶景(ウチはエルサレムより第二都市のナザレに行きたい)も良い。観光気分になれるw
大体、ホラーやSFやアクション含め、映画は細かい事を気にせず楽しんだもん勝ちじゃと思うてるから、そういう視点で観ると多くの作品が楽しくてしかたないw
宗教観は当事者でもむずかしい。ただこの二言で終わろうと思う。
「神の世界を我々の拙い脳で理解し得ると思うのは傲慢。故に理解を越えたものは受け入れる(別名:何でもあり)」www
なかなかの大作ですよ。
3つの宗教が入り交じる聖地エルサレム。
そこで繰り広げられる複雑怪奇なストーリー。
良くできた作品です。
最近流行りのPOV活用もスマートグラスを使い
これがストーリーの至るところのキーツールに
なっており思わず感心。
POV作品にはなるほどこういう使い方が
あるんだなあアイデアが素晴らしいね。
脚本も良くできている。
キャストも特殊映像もグッド。
当たり前だけど全編POVなので
主人公がほとんどの画面に出てこない笑。
惜しむらくはこの作品は宗教の考え方あっての
テーマなので日本ではあまりうけが良くないかも。
でも結構な賞を総なめしてるだけの価値は
間違いなくありました。
まだまだ、ホラー作品の進化は止まらないなあ。
嬉しいかぎりです。
個人的にですがやっぱりPOVって大画面辛い。
映画館だったら多分疲れ目と酔ってしまい
鑑賞どころではなかったかも。
やはり自宅で夜中にワクワクしながら
観るのが正解です。
ちょっと変わったホラーお探しの方にオススメ。
設定はすごく斬新なのに…
スマートグラスで描くPOVって新しかったな
ゲームしてる感覚
ホラーのロケ地がエルサレムで、かつ贖罪日っていう雰囲気ある設定なのに
ネフィリムが出てきたりゾンビやら悪魔やら…
色々出すぎてカオス
ちょっとテーマ絞ればスッキリ収まったのに残念
なんでもござれなごった煮感が否めない…
とはいえ、クリーチャーの造形とかなかなか気に入った
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