「クリスチャンであるウチから観たこの作品」エルサレム ぬこもふ/赤の秘密結社wさんの映画レビュー(感想・評価)
クリスチャンであるウチから観たこの作品
ウチはクリスチャンなんじゃけど、これはバリバリの宗教映画。それもウチら一神教3宗教から観てる。
欧米の映画の多くが特にキリスト教を下地にしてる事が多い。
例えば「イベント・ホライゾン」。あれは特に信仰心の強くない結婚式はキリスト教式や日本神道式・ドルイド教起源のハロウィンとキリスト教起源のクリスマスを楽しみ、生活には知らずに儒教が入り(男尊女卑やお盆)、葬儀や法事は仏教というのが多い日本人には「怖かった」「すごかった」で終わる映画だけど、クリスチャンのウチが観るとキリスト教的恐怖と教訓がビンビンの映画で、かなりの怖さだった。
さて本作ですが、ユダヤ教的な要素が強いのか、クリスチャンノウチにもさっぱり(^^;)
タルムードはユダヤ教の口述伝承を文章化する作業を反対を押し切ってやっちゃった教典で、多くのユダヤ教諸派も認めてない。しかし1回目観て謎が多かったので、聖書を調べてみた。キリスト教とイスラム教はユダヤ教から派生しているので、冒頭の「違う神を信仰する3宗教」という記述は間違いで「同じ神を信仰する3宗教」とすべき。
という訳で、クリスチャンのウチの手には「旧約聖書」と「新約聖書」があるんじゃけど、「旧約聖書」はユダヤ教・イスラム教・キリスト教が教典としてるから、色々調べたり「新約聖書」も調べたけど、まるっきり謎。ウチの勉強不足なだけかもしれない。まだまだ稚拙なクリスチャンなもんで(^^;)
という訳で2回目の鑑賞はただ楽しんで観た。悪くないと思う。結構ホラー大好きなウチの中でも楽しかった。いつかは行きたいイスラエルの絶景(ウチはエルサレムより第二都市のナザレに行きたい)も良い。観光気分になれるw
大体、ホラーやSFやアクション含め、映画は細かい事を気にせず楽しんだもん勝ちじゃと思うてるから、そういう視点で観ると多くの作品が楽しくてしかたないw
宗教観は当事者でもむずかしい。ただこの二言で終わろうと思う。
「神の世界を我々の拙い脳で理解し得ると思うのは傲慢。故に理解を越えたものは受け入れる(別名:何でもあり)」www