「アンチ・ヒーローもの」レーザーチーム 俺たち史上最弱のエイリアン・バスターズ! odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
アンチ・ヒーローもの
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ネット向けのアニメやゲームで若い子に人気のRooster Teethプロダクションがクラウドファンディングで募集7千万円のところ3億円もの資金を集めてしまった話題作。製作・脚本・監督のマット・ハラムさんは同社のCEOで初の実写長編作品です。
1977年、宇宙からのメッセージ、何故か解読できて38年後に悪のエイリアン、ワーグ星人が攻めてくるという、決闘用のバトルスーツを贈るから戦士を育てて備えなさいという。よくある宇宙戦争ものとは一風変わった侵略劇。
エイリアンと闘うと言っても敵のワーグ星人の代表戦士と地球代表戦士が競技場でバトルスーツを着てのタイマン勝負というプロットなのです。これが、ウルトラマンの戦闘シーンよりチープで子供の戦争ごっこ並みなので拍子抜け。
本来、この日の為にキャプテンアメリカのような戦士を養成、地球の味方のアンタリアン星人からの贈り物のバトルスーツを着用する筈が酔っぱらい連中がスーツの武器を横取りしてしまったことから、しっちゃかめっちゃかな展開になります。気を揉ませて笑いを取りに行くナンセンス・コメディなのですが、炎上狙いのような趣向は好みに合いませんでした。
もともとの勇士は戦死して、どういう訳かポンコツ連中が生き残って英雄扱いの理不尽さ、要するにポンコツの為のポンコツが作ったポンコツ映画としか言えませんが、こういう映画のコアなファンがいるからこその3億円、続編もあるようです。
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