「ブレイク、かっこいい。」ロスト・バケーション mg599さんの映画レビュー(感想・評価)
ブレイク、かっこいい。
ひと夏のアバンチュール、とは違う動機でサーフィンをするというのが、ちょっと新しい。ブレイク・ライブリーはそういう少し大人な感じがピッタリである。
海でサメに襲われるというと、大体がおバカなキャラがいて、そいつからやられる。だが、本作は主人公が初めからピンチで、文字通り孤軍奮闘する。
これもブレイク・ライブリーが見事に映画をもたせている。彼女は並の女優ではない。
映画の大半がライブリーのひとり芝居で、それをまったく飽きさせない。ジャウム・コレット=セラ監督の巧みな演出ともあいまって、映画らしい映画になった。
セラ監督は「ラン・オールナイト」といい本作といい、いい企画に参加している感がある。
このレベルの映画が量産されると、映画界も安泰なのだが。
コメントする