「親子で安心、猫が可愛い」メン・イン・キャット REXさんの映画レビュー(感想・評価)
親子で安心、猫が可愛い
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ケビン・スペイシー、ジェニファー・ガーナー、クリストファー・ウォーケンとそこそこの面子が適当に演じてる。
メン・イン・ブラックの監督が手掛けたという触れ込みの割には、何となくCGが安っぽい。画面全体が80年代っぽいというか、色彩補正をかけて彩度を上げたのか、目に飛び込む妙な明るさ。
もしかしてわざとコミックっぽい演出をしているのかもしれないけど。それが中国クオリティ?
お話は家庭を省みないワンマン社長トムが自社ビルで部下に殺されかけて、娘のプレゼント用に買った猫と魂が入れ替わっちゃうというお話。元の体は瀕死の重症を追い、昏睡状態。
怪しい猫のペットSHOPの店主にクリストファー・ウォーケン。
店の猫たちは罰当たりな人間たちの成れの果て。
さて、トムは元の体に戻れるのか?ってところなんだけど、猫になってもあまり反省もしてないし、人の邪魔ばかりするし、ようやっと最後の最後に息子のために体を張るというダメ親父ぶりが、むしろ気に入った。
猫に9つの魂があるという設定が生かされて、猫のトムが死んだあとトムの魂は人間に戻り、猫自体も生き返って、元通りペットとして飼われるという大団円。
この作品はホラーではないのだが、【グレムリン】とか【リトル・ショップ・オブ・ホラーズ】などを思い出させる。そういうテイストが少し懐かしい人にどうぞ。
ちなみにトムの息子演じるロビー・アメルは【Xファイル2016】でミラー捜査官を演じてました。正当派二枚目。
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