「女性エージェントたち」レディ・エージェント 第三帝国を滅ぼした女たち kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
女性エージェントたち
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ルイーズ(マルソー)はイギリス軍SOEに所属する兄ピエール(ドパルデュー)に頼まれて負傷ドイツ兵に紛れこんでいる地質学者救出というミッションをこなすこととなった。メンバーは殺人罪で死刑執行予定のジャンヌやタイピストのガエル(デボラ・フランソワ)、スージー(ジラン)たちを仲間にし、短期訓練でナチスを殺す計画に乗ったのだ。
彼女たちはハードな任務をテキパキこなすが、ナチ大佐ハインドリッヒ(モーリッツ・ブライドトロイ)に軍機密を知られたことで彼の暗殺までもが計画に加わってしまった。そして、ガエルが捕まり拷問に耐え切れず待ち合わせ場所を吐いてしまう・・・
スリリングに展開するものの、簡単に殺されてしまったりして、敵味方双方の心理描写もおろそか。寄せ集め女性集団が男顔負けで頑張ったというのに、随所に女らしさを表現していて、その演技がよかったかな。元ダンサーも二人いるため裸描写もいっぱい。特に捕まったガエル役のデボラ・フランソワ!ピンクの乳首もさることながら弱々しさ満開で純情可憐。自殺するところは泣けてくる。『ある子供』や『譜めくりの女』もいい演技だった。
ソフィー・マルソーは、演技面はともかく、まだまだイケる。無表情でナチス兵を射殺する様子は一端の暗殺者といった感じだった。そういや彼女だけ脱がなかった。実際のノルマンディー作戦が成功したニュース映像が流れてくるとリアリティを増すのだけれど、最後にはルイーズだけしか生き残らなかったのが虚しさをさそう。
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