グッバイ、サマーのレビュー・感想・評価
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忘れたくない二人の夏休み。
二人はパリといっても、世界中何処にでもいる下町の中学生。
一人は絵の好きなダニエル。
一人は変わり者転校生のテオ。
二人は学校にも家族にもなじまないが、意気投合。
二人は廃棄物を合体した家型クルマを作り旅に出る。
二人のやることなすこと、すべて意表を突き大笑いだが、理には叶っている。
二人は決して大人ではないが、子どもでもない。
二人のような夏を捜す、大人なら誰も。
二人のような夏を捜しに、後ろ向きに飛び立つ飛行機に乗る。
若い頃に見たかった
ミシェルゴンドリー監督作品はエターナルサンシャインしか見たことないが、エラく雰囲気が違うなぁと思った。
思っていたより絵面が地味(いい意味で)。
フランス映画にもかかわらずとても見やすく、ミクロが風俗店で髪を剃ってからログハウスに戻ってテオに爆笑されるシーンは笑いが止まらなくて大変だった。
青春系ロードムービーが好きで似た題材の作品をこれまでもいくつか見ていたが、この映画で初めて「高校生くらいに観たかったなぁ」と思った。私ももう感情移入できなくなるくらい大人になってしまったらしい。
ラスト数分がいきなりフランス映画らしさ爆発であっさり描かれていたがそれがより「その後」を妄想させて良かった。
まさかあれがテオの最後の登場だとは…
監督はテオのモデルになった友人達とは子供時代以来会ってないと言っていたが、きっとミクロとガソリンはすぐ再会するような気がする。
ダニエルはテオの言った通り、ローラへの思いが消えてからローラから想われるようになって、でも付き合ったりはしないんだろう。
14歳
性や恋愛に悩みを抱える女の子の様な外見の少年と家庭に悩みを抱えるちょっとズレてる機械好きでヤンチャな転校生の少年が自分たちで作った車で冒険に出掛ける話。
わかりやすい設定にわかりやすい展開で、少年から青年になろうとしている14歳らしい悩みやハチャメチャ感や衝突があり、明るく楽しく切なく、ハラハラドキドキそしてホッコリさせてくれた。
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