「熱血記者」造られた殺人 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
熱血記者
勤務する放送局ではスポンサーを怒らせたせいでクビになりかかって、妊娠中の妻スジンからは離婚を迫られているホ・ムヒョク。そんな彼に「犯人は知り合いかもしれない」という情報が入った。やけっぱちの状態で情報提供者の家に行くムヒョク。提供者クララは外国人で不法滞在しているため警察には通報できないという。そして無断で犯人と思しき家に侵入するのだ。メモの切れ端と大量の血液が見つかったいうだけで、警察に通報。そして知り合いの刑事に連絡すると光州に出張してるということで犯人逮捕だと確信。会社に連絡すると、さっそく翌朝のトップニュースに・・・
警察が逮捕していないとわかると、独自に追跡するムヒョク。すると、彼は小劇場の役者だったことがわかる。ムヒョクは焦って辞表まで書いたが、報道を止めさせるべく犯人から「これ以上報道すると情報提供者を殺す」といった脅迫文を捏造し、放送局に送る。しかし、局長は敢えて放送し、犯人に対して自首するよう促す方針。
次なる被害者は情報提供者だったと警察から連絡があり、確認に急ぐムヒョク。明らかに違っていたが、その通りだと答える。被害者のIDを調べて、偽かもしらないその場所へ行くと真犯人である巨漢の男がいた。劇団が使っていた脚本を読んで、シナリオ通りに連続殺人を実行しようとしていた犯人。
後半はグダグダの作品。最後には妻スジンをも巻き込んで、正当防衛で真犯人を殺してしまうムヒョク。そのまま真実を警察に伝えればいいのに、スジンが出産したため放置。局長が「視聴者が真実だと思えば、それが真実よ」などと言うものだから、被害者である男もそのまま犯人として逮捕されてしまったまま・・・納得いかないラストだ。