「報道の皮肉さいっぱい」造られた殺人 巫女雷男さんの映画レビュー(感想・評価)
報道の皮肉さいっぱい
記者が情報提供者のガセネタを信じ、連続殺人事件のネタとして報道してしまった事で後戻り出来なくなった主人公記者、報道会社、警察、犯人巻き込んでの物語。
ブラックユーモアが強い。
ブラックユーモアじゃ済まないガセに本当の事件を織り交ぜ、一つの映画として落ち着かせている感があります。
日本別映画「白ゆき姫殺人事件」に似た感じ。
しかし、映画として面白さの方向性は???である。
面白く観せたいのか、脚本の展開の面白さを観せたいのか不明であった。
私としてはブラックユーモア抑えのシリアス路線ストレートで行った方が面白かったのでは無いだろうか?と思っちゃったりして。韓国映画だし。
ガゼに本気になる人、熱くなる人、騙される人、疑う人、集る人、嘘に乗る人、様々です。
ラストは悪人が善人になる報道。メディアへの皮肉さが詰まっているなと感じ、まさしくブラックユーモアでは済まされないとも感じ取れる内容でした。
ブラックユーモア×事件ネタの映画の落とし所って難しいのですよ。
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