極秘捜査のレビュー・感想・評価
全11件を表示
【ビックリ実話ベースの破天荒刑事と、占い師がタッグを組んだ誘拐事件捜査過程を描いた作品。キム・ユンソクとユ・ヘジンはヤッパリ韓国の名優であり、鑑賞後の余韻も爽やかです。】
■釜山で富豪の少女ウンジュの誘拐事件が発生する。
叩き上げの、コン刑事(キム・ユンソク)は、極秘に捜査を進めるが、数日経っても犯人からの接触はなかった。
一方、少女の母親は占い師に娘の消息を聞いて回り、キム導師(ユ・ヘジン)から「15日後に犯人から連絡が来る。少女はコン刑事が救い出す。」と告げられる。
だが、ソウル警察のソ班長らは、占い師による捜査を馬鹿にし、自分達が主導権を握り捜査を始めるのであった。
◆感想
・まずは、占い師と刑事がタッグを組むという設定に”そんなことはないだろう。”と思いつつ、キム導師が告げる預言が悉く当たる事で、コン刑事は彼に一目置いて行くのである。
・今作では釜山警察とソウル警察の力関係も上手く描かれている。ソウル警察のユ班長が、コン刑事の捜査方法を鼻であしらい、少女は殺されたと決めつけて、公開捜査に及ぼうとする中、コン刑事がキム導師の協力も得て犯人と接触し、キム導師が貧しく病の母のために金欲しさに犯行に及んだ事を見抜き、説得するシーンもナカナカである。
<事件解決後、河原で家族と共にバーベキューをするコン刑事とキム導師。二人は手柄をそれぞれソ班長とキム導師の師匠に取られながらも、爽やかな表情をしているのである。
そして、キム導師はコン刑事に”貴方は出世します。将来は警視正になります。”と告げるのである。一笑に付すコン刑事だが・・。
ラストに映し出される、本物のキム導師とコン刑事が笑顔で映る写真。そして、コン刑事は本当に警視正になったそうなのである。ビックリ!
今作は、ビックリ実話ベースの破天荒刑事と、占い師がタッグを組んだ誘拐事件捜査過程を描いた作品である。キム・ユンソクとユ・ヘジンはヤッパリ韓国の名優です。>
俳優はよいけど
演技派俳優のキム・ユンソクやユ・へジンなどの有名俳優が出ているのでおもしろいと思って見た。
実際の事件がベースなのだが、祈祷師(韓国の占い師)が次々にあててしまうところがサイコメトリーのファンタジーもののような感じでなんだかなと思った。
キム・ユンソクやユ・へジンならもっといい映画に出ればよかったのに、もったいないと思った。
映画は1978年の時代の話なので、パク・チョンヒ(朴大統領)の軍事独裁政権の時代の様子はおもしろかった。
軍事独裁政権といえば、キム・ユンソクとユ・へジンは別の映画「1987」に出演している。
もしやこの映画の出会いで二人は1987に出演することになったのでは、と思った。
「1987」はメディア弾圧の時代に秘密裏に撮った映画で、監督がキム・ユンソクに私的に話をしキム・ユンソクがぜひやりましょうと決心したおかげで映画ができたからだ。
この映画の翌年の話なのでユ・へジンが推薦されたのならこの映画に出演してよかったと思う
❇️『裏方の占い師と平社員の刑事の友情が熱い!』
嘘みたいな本当の話
そんな占い師に頼ってばかりいても…
母親と叔母はあちこちの占い師に頼る。パッとしない中で、キム導師(ユ・ヘジン)の言葉を信じる二人。誘拐されて10日以上過ぎた時、管轄外のコン刑事(キム・ユンソク)はその導師に会いにいくが、警察に連行されていた。コン刑事を選んだのもキム導師の言葉からだった・・・また導師の言った通り、誘拐15日目に犯人から連絡があった。
5000万ウォンの何度か受け渡しに失敗して、1カ月過ぎてからようやくソウルでの受け渡しが決まった。コン刑事はソウルの警察からも釜山の警察からも疎まれ、もう単独捜査しかないと踏んだ。ただ、キム導師という、警察よりも強力な相棒がいた。コン刑事は容疑者の車へ飛び出し体を張ってウンジュ救出へ・・・
後日談が嘘みたいな話。キムがコンが昇進すると占ったらその通りになったこと。ウンジュが再び誘拐事件の被害に遭い、二人がタッグを組んで4日で解決したとか・・・老後の写真もエンドロールに映し出されると、事件後に友情が育まれたんだな~と、しみじみ。
全11件を表示