極秘捜査のレビュー・感想・評価
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❇️『裏方の占い師と平社員の刑事の友情が熱い!』
極秘捜査
1978年🇰🇷韓国釜山(誘拐事件を基に)
❇️『裏方の占い師と平社員の刑事の友情が熱い!』
🔵かーるくあらすじ。
裕福な家庭の少女が誘拐される。
野心がない刑事と生活の大変な占い師が捜査に関わり、誘拐犯を探す話。
◉62点。
★彡やや大雑把なストーリーではあるものの、実話ベースで地味に展開していく話でした。
後半まで見ないと感情移入がしにくい作品でしたがエンドロールの実際の写真とその後のエピソードにはリアリティーもあって驚きました。
🟢感想。
1️⃣⭕️『上司のハゲ散らかしたくしをとかす仕草良いな』
2️⃣❓『占いを信じ捜査するのは辛すぎる。』
3️⃣⭕️『エンドロールのその後の実話秘話がこれまた凄い!』
嘘みたいな本当の話
見つけるためには…
我が子を誘拐された親からすれば、警察は当然として、占い師だろうと何だろうと頼りたい気持ちは分かる。昔、日本のTVでも未解決事件をアメリカから来た超能力者が捜査するバラエティ番組をやっていた。警察内部のゴタゴタは腹立たしいし、インチキ占い師もありがちな話だが、エンディングでの二人の写真が微笑ましかった。しかし、また同じ子供が誘拐されて、また二人が解決するというのも出来すぎな感じはあるが事実というのが凄い。
占い捜査
実業家の娘が誘拐された。
何日経っても進展は見られず、運転手を犯人と睨む的外れの警察と衝突も。
そこで母親が頼ったのは、占い師。
が、多くが「娘はもう死んでいる」と言う中、ただ一人、キム導師だけは「生きている」と。
霊能力者の力で捜査。そんな特番も昔よくあったが、まさにそれを地で。それだけじゃない。
捜査に一匹狼のコン刑事を依頼。その理由も、「15日後に犯人から連絡がある」「コン刑事が娘さんを助ける」というキム導師の占い。
占いを真に受けるなんて…。ところがこれ、1978に韓国で実際に起きた事件が基。ネタバレになるが、それで事件解決したのだから驚き!
本当に、事実は小説より奇なり。
韓国サスペンス十八番のバイオレンスやスリルやインパクトにはちと欠けるが、実話ならではの驚きの面白さはあり。『友へ チング』のクァク・キョンテクが手堅い手腕。
賄賂、対立、少女の安否や両親の心労より手柄。お馴染みの韓国アカン警察は絶好調。
キム導師も師匠から少女はもう死んでいると説教。
誘拐された少女を本当に救おうとする者は居ないのか?
たった二人。コン刑事とキム導師。
最初はコン刑事もキム導師に半信半疑だったが、自分の他に唯一少女を救おうとする熱意を信頼。
刑事と占い師の異色コンビ。バディ感も徐々に。キム・ユンソクとユ・ヘジンの熱演。
前述の通り。事件は解決。犯人は…。
事件解決後が悔しい。尽力したコン刑事は手柄を横取りされ、キム導師も占いで導いたのは師匠の予言に。つくづく韓国という国は…。
が、少女が無事救出された事が何より。
その後二人は家族ぐるみの付き合いを。
キム導師がある予言。コン刑事はいずれ大きな事件を解決し、どんどん出世する。
そう上手くいくもんか。でも、そう言ってくれるだけで嬉しい。
本当だった!
コン刑事はキム導師の占い通り、大きな事件を解決。それを足掛かりにどんどん出世。やがては警視正に…!
EDで実際の二人の映像も紹介されるのだからいちゃもんは付けられない。
さらに驚きなのは、誘拐された少女は再び誘拐。またコン刑事とキム導師のコンビでスピード解決…!
本当に本当に、事実は小説より奇なり。
そんな占い師に頼ってばかりいても…
母親と叔母はあちこちの占い師に頼る。パッとしない中で、キム導師(ユ・ヘジン)の言葉を信じる二人。誘拐されて10日以上過ぎた時、管轄外のコン刑事(キム・ユンソク)はその導師に会いにいくが、警察に連行されていた。コン刑事を選んだのもキム導師の言葉からだった・・・また導師の言った通り、誘拐15日目に犯人から連絡があった。
5000万ウォンの何度か受け渡しに失敗して、1カ月過ぎてからようやくソウルでの受け渡しが決まった。コン刑事はソウルの警察からも釜山の警察からも疎まれ、もう単独捜査しかないと踏んだ。ただ、キム導師という、警察よりも強力な相棒がいた。コン刑事は容疑者の車へ飛び出し体を張ってウンジュ救出へ・・・
後日談が嘘みたいな話。キムがコンが昇進すると占ったらその通りになったこと。ウンジュが再び誘拐事件の被害に遭い、二人がタッグを組んで4日で解決したとか・・・老後の写真もエンドロールに映し出されると、事件後に友情が育まれたんだな~と、しみじみ。
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