劇場公開日 2017年2月4日

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「天は二物を・・・」君と100回目の恋 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0天は二物を・・・

2019年7月15日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 最初は同じバンドの直哉(竜星)から葵海(miwa)みんなの前で告白されるのだが、1週間前の講義に戻ってからは、陸(坂口)から告白され、1年前からやり直さないかと言われる。そして、大学1年に戻った2人は恋人同士となり、もう一度バンド活動を改めて繰り返すことになる。

 幼い頃から何度も時間を巻き戻してやり直してきた陸。ギターを披露したことも、レコード型チョコレートを作ったことも、バンドメンバーを集めたことも、葵海のために繰り返してきたことなのだ。それでもバンドでライブをするまで告白できなかったという、かなりおとなしい性格だったのだ。

 恋人が死んでしまうことを、タイムスリップして繰り返すというのは『タイムマシン』のプロットそのままだが、同じように何度やり直しても死ぬという運命は変わらない。この作品では、ついにあきらめて、最後まで精一杯生きようとするストーリーになっている。

 とにかくmiwaの演技が下手すぎることが問題。さらにストーリーでは、1人が未来を変えようとする時空の使い手という点で、もっとやり方があるだろうと思わせる。女の子1人のためにその能力を使うならもっと早く告白すべきだろうし、葵海が死ぬことをわかったのなら、彼女自身も時間の能力を持ったことと同じなので、未来は変わるはず・・・教えなきゃ良かったのに。

kossy