「渋めで程よいアクション・エンターティンメント」フレンチ・ラン odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
渋めで程よいアクション・エンターティンメント
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この手の相棒ものでは下ネタがらみの下世話な会話やジョークが飛び交うのだが本作はいたって硬派、CIAエージェントと敏腕スリという組み合わせは少々奇をてらった風に思えるが、必要以上にべたべたせずクールな距離感がリアルっぽい。
テロと言えばイスラム過激派が相場だが、こともあろうに敵役が悪徳警官、早々にばらされるから裏はあるなと思ったらやっぱりでした。
アクションもハリウッド程の派手さはないがビジュアル的よく練られている、捜査も軽快なテンポで進むし結末もスッキリと落着し言うことなし。
ポスターにパリ出禁とあるが、フランスでの公開翌日にニーストラックテロなど実際のテロ事件が発生、劇場閉鎖や宣伝自粛、DVDタイトルの変更(Bastille Day→The Take)など一悶着あったようです。
キャスティングも渋めで程よいアクション・エンターティンメントでした。
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