「「Google Earth、すご!」ってのもありますが。それより。...」LION ライオン 25年目のただいま nopasanadaさんの映画レビュー(感想・評価)
「Google Earth、すご!」ってのもありますが。それより。...
クリックして本文を読む
「Google Earth、すご!」ってのもありますが。それより。
ブライアリー夫妻は自らの子を産み育てることができたにも関わらず、
今現在不幸な境遇にある子を救うべく彼らを養子にすることを選んだ
というエピソードの方がもっと衝撃を受けました。
不幸な子をマイナス1とした場合、
それを放置し、実子をもうけ、それに働きかけて全体的にプラスにするのではなく、
まずマイナス1をプラスに変えようとする、ということでしょうか。
そこには、子に血の繋がりの有無という仕分けはなく、
天からの授かりものなのですべて同じとする考えがあるように思えました。
そして、宗教心なのか人道的思想なのかは分かりませんが、
そういった理性的な判断を感情に優先させうることが驚きでした。
そういえば。小野不由美「十二国記」の世界では、
生殖的に得る子という観念はなく、夫婦が里木に祈ってそこになった実から子を得ます。
これと似ているように思えました。
コメントする