「少なくとも2人は救った」LION ライオン 25年目のただいま もりりさんの映画レビュー(感想・評価)
少なくとも2人は救った
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「自分で産むよりも不幸な子を育てたい」
と劇中で母がいう。
賛否両論だろうけど、
重要なのはインドで毎年8万もの行方不明者がでていることと、
そのうちの2人がこの夫婦に救われただろうこと。
まあ、結局、片方は早々に無職になり、もう片方はヤク中で、
一筋縄ではいかないのがリアルだけど、まだ道の途中だし、
奴隷になったり野垂れ死ぬよりはいいだろう。
こういう映画を偽善と批判するのは容易いが、何の価値も生み出さない。
内心がどうあれ結果を出したこの夫婦は尊いし、
社会問題を世間に知らしめたこの映画自体にも意義はある。
こういう話や考え方が広がっていくことが金持ちの財布の紐を緩め、
それが足元の子どもの貧困や児童虐待を減らすことにも繋がると思う。
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