「真のプロット!!」LION ライオン 25年目のただいま アンジェロさんの映画レビュー(感想・評価)
真のプロット!!
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綺麗に描きすぎて、あまり悲惨さが伝わりませんでした。可哀想な子を養子にする自己満足夫婦が欠陥品を引き取り苦悩する話が主で、主人公のエピソードじたいは従だと思います。知的に育った主人公が、義理の親の姿を冷静に見つめて故郷を思うという真のプロットは、公開されている粗筋とは違うもので、実際に観ないと分かりませんでした。再会した時のお母さんの演技は本当に素晴らしかったです。しかし、最後の「日本ユニセフ協会」表記は本当に最悪です。この映画は日本では情報リテラシーのない人を騙す為の、本場のUNICEFと何ら関係なく蓄財が主目的の偽善団体の、単なる広告映画に成り下がってしまいました。
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