「兄弟愛ものはズルいよ…」LION ライオン 25年目のただいま regencyさんの映画レビュー(感想・評価)
兄弟愛ものはズルいよ…
原作も未読のままで、かつ周辺情報も極力入れないで観たが、思った以上に幼少期のサルーの件が長かった。
とにかく幼少期のサルー役のサニー・パワール君は名演技。この作品でのMVPは彼でしょう。
貧困層が多いインドが抱える闇にも触れていた点も大きい。
一方、青年期に入ってからの件も思った以上に長く、こちらは正直冗長気味だったかも。特にルーニー・マーラとのやり取りは蛇足感アリアリな気が…
だた結末を知っていたとはいえ、やっぱりクライマックスは惹きつけられる。でも一番感動したのはラストのラスト。この映画は兄弟愛の映画でもあったのだ。
『バックドラフト』以降、兄弟愛ものにすっかり弱くなってしまった…
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