劇場公開日 2016年7月9日

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「甘酸っぱい青春映画」シング・ストリート 未来へのうた 白波さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5甘酸っぱい青春映画

2020年9月10日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

不況に家庭崩壊に転校にいじめ。そんな光のない環境の中で、主人公はまるでめげない。そこにとても惹かれます。
あと少しカート(ニルヴァーナ)に似たお兄ちゃんがずっと背中を支えてて、とても格好良いです。
まぁ仕事もしてなくてどっちかと言うとクズなんだけど、主人公コナーにとっては素晴らしい兄だったと思う。
バンドを組むまでは良くある展開かと思いますが、MVを作る工程は新鮮でしたね。
どん底からゆっくりと盛り上がりを見せて、仮面をかぶったライブからグッと良くなります。
それとラストの衝動的なくだりは、どこか「メロディ」を思い出しました。
ただ個人的な好みとして80年代のあの音があんまりなので、やや楽曲に乗り切れませんでしたね。申し訳ない。
ただ青春を描いたティーンムービーとしては、良い作品ではないでしょうか。

白波