劇場公開日 2016年7月9日

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「Cool geeks love rock’n’roll and rabbits.」シング・ストリート 未来へのうた everglazeさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0Cool geeks love rock’n’roll and rabbits.

2019年7月4日
iPhoneアプリから投稿

1985年のDublinは不況の真っ只中。
政治的には反発しても、経済的には英国に憧れるという感じでしょうか。
親は失業し、酒や不倫に溺れ、とばっちりは子供達へ。
主人公Conorの家も例外ではなく、両親は毎晩のように大喧嘩、そのお財布事情から転校することになった公立高校では、理不尽な言いがかりで、いじめっ子だけでなく、校長が暴力を振るってくる…(>_<)。

家庭も学校も、子供にとって散々な環境ですが、全く悲劇的には描かれておりません。
お坊ちゃんだったConorが、Raphinaに恋してバンドマンらしく変化していく様子が分かりやすいです。手当たり次第何にでも反発するという訳ではなく、恋の悩みを兄に告白したり、Barry the Bullyを仲間に入れたりと、素直で賢いロックンローラーへと成長した感じでした。

バンドメンバー達が、冴えないけど可愛いオタクっぽくて好感が持てました。Eamonの才能が凄すぎる。

オリジナルソングもどれも素敵でした。
強いて言うなら、素人の駆け出しバンドで、あれだけの完成度は奇跡的に感じます。即デビュー出来そう。

少し残念なのはRaphinaがとても16歳には見えないこと。化粧を取ってもせいぜい19歳〜?女の子が先に大人びてくるにしても、あどけなさが残っている子の方が釣り合ったかな。

宗教的規則や校則が大人にも生徒にも即してなかったですね。
ベッドで放し飼いのうさぎに、ここでトイレしちゃダメ!と説教するのが無意味なように、大きすぎるくらいの夢を抱いて冒険に出る若者を止めることも無理なのです。

所で、不遇の兄は弟の旅立ちに救われたのでしょうか。
また兄と弟に挟まれて存在感があまりなかったAnn。建築家を目指して軌道に乗っているからか、兄にあまり相手にされていないような…。残される2人のその後も気になります。

少しおとぎ話が入った青春物語と捉えました。同世代で爆音で観たら評価高くなると思います。

“Rock’n’roll is a risk. You RISK being ridiculed. “

“Your problem is that you're not happy being sad. But that's what love is..... Happy-sad.”

everglaze
こころさんのコメント
2024年1月27日

everglazeさん
お気遣い有難うございます。
前回と前々回は何とかログインに成功したのですが、今回はまさかの継続出来ず 😵‍💫 意に反しての再出発です 🥲

こころ
こころさんのコメント
2024年1月27日

すみません。。
everglazeさん、でした。

こころ
こころさんのコメント
2024年1月27日

everglaze
コメントへの返信を頂き有難うございます。
社会人でも通用しそうな『 お姉さん 』として観ていました 👀
アカウント 🥲 意に反してです。。
昨日の朝ログイン出来なくなっており、再登録したところ新しいアカウントに 😓 残念です。。

こころ
こころさんのコメント
2024年1月26日

everglazeさん
ラフィーナ、16歳の設定だったんですね‼︎
everglazeさんのレビューを読む迄、てっきり二十歳前位かと 👀
明らか大人びた感じ、という点では成功しているとは思いますが、16歳には見えない … ですね。。私が日本人だからそう思うのかな。

こころ