「兄貴と弟との絆」シング・ストリート 未来へのうた 奥嶋ひろまささんの映画レビュー(感想・評価)
兄貴と弟との絆
初めはこんな上手くバンドがうまく行くかよ…と思ったけど、僕の青春を思い返してみたら漫画家を目指してると言うただそれだけで「こいつやるな」と友だちが出来、親友となったから、10代は周りにバカにされようと、ただ彼女を振り向かしたいと言う気持ちだけで、万事上手く行くと言う事はあるのだと思う。
ジョン・カーニーは他の2作と同じような作りなのに名作を3つも生むんだから、これも「俺は音楽映画を撮る」と言う強い気持ちが観る人の心を打つのだろうと思う。
人それぞれ感動のポイントは違うと思うけど、僕は兄貴に泣かされた。
実際兄貴はいないのだけど痛いほど気持ちが分かり、最後は号泣していた。
漫画家になりたかった高校時代の僕や、映画監督になりたかったあいつ、バンドマンや建築家になりたかった友だちがこの映画には居て青春時代に戻ったようだった。
最初の誰かのモノマネのような悪い冗談のやまたいなMVで笑わされてから、ずっと彼ろの同級生でファンみたいな気持ちになった。
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