「青春と恋、そして兄弟愛」シング・ストリート 未来へのうた ペンペンさんの映画レビュー(感想・評価)
青春と恋、そして兄弟愛
眩しい、眩しすぎるぜ
アイルランドの不況による閉塞感とかダメダメな大人達とか、そんなの関係ねぇ俺らは好きな事をやって人生を謳歌するんだという、若者たちの真っ直ぐで力強い青春物語。
同時にウブだけど真っ直ぐな初恋の物語でもあります。
そして、なにより兄弟愛。
ダメな兄だけど、誰よりも弟を愛し、可能性を認めてる。自分が決断できなかったことを後悔してるからこそ、弟には同じ思いをして欲しくないという、なんとも優しいお兄ちゃんでした。
姉ちゃんは少ししか出てこないけど、両親の喧嘩から逃げて3人で踊るシーンはとてもほっこりするね。兄弟万歳なシーンです。
「俺が切り開いた道だ」という長男あるあるも可愛らしくも切ない。
大きな波に翻弄されても、大きな壁が立ちはだかろうとも、それでも負けず、気にせず突き進める、それが青春ってもんでしょ。
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