「冴えないボーイスカウト3人組が繰り広げる、くだらないB級ゾンビ映画(誉め言葉)」ゾンビーワールドへようこそ 焼肉定食さんの映画レビュー(感想・評価)
冴えないボーイスカウト3人組が繰り広げる、くだらないB級ゾンビ映画(誉め言葉)
久々にゾンビものの映画でも見ようと思い、タイトルを耳にしたことがあるが、見たことはなかった本作をチョイス。
内容は一言で言うと「思春期まっただ中のボーイスカウト3人が繰り広げる、おバカなゾンビものB級映画」っていった感じ。ゾンビものとしてはスプラッター要素は多少あるもののホラー要素は無く、ストーリーは単純明快で良い意味でくだらなく笑える作品。
舞台はゾンビが蔓延したアメリカの田舎町。何でゾンビになるのか―――どうやって感染が広がったのか―――な~んて難しいことは考えなくて良し!謎の研究施設から感染拡大したんですよきっと。主人公は冴えないカースト底辺の高校生でボーイスカウトの男3人組。「イケてない」ボーイスカウトを続けていくことに悩み、友情・恋愛のどちらを取るのかに悩むお年頃。ゾンビものでありがちな感染規模の拡大とかの風呂敷を広げたり、変異型のつよつよゾンビの出現、難しい設定とかを考える必要は全くなく、クライマックスは3人がボーイスカウトの知識を活かした(?)手作りの武器で、意中のあの娘を助けにゾンビ相手に無双するっていう、ホント頭空っぽにして見るべき作品。
逆にゾンビの感染・蔓延の原因やその収め方、対ゾンビに対するアクション(銃をバンバン撃つような)を期待している方にとっては「何だこれ」ってなるかもしれない。
個人的には、爆笑ではないが、バカさ加減にクスリと笑えたり、前述の通り頭空っぽにして見れた愛すべきB級映画。
「ゾンビ」「28日後...」「バイオハザード」「ウォーキング・デッド」のようなゾンビ作品を期待してる貴方。見ちゃダメです。あなたの求めている作品はおそらくコレじゃありません。
「女ゾンビの●を揉む」「トロンポリンで跳ねるゾンビ」「男性の●で九死に一生」「猫ゾンビ」のどれかが気になった貴方。どうぞ脳みそ空っぽにして見てみて下さい。