3月のライオン 後編のレビュー・感想・評価
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幸田柾近(演・豊川悦司)が模範的な人物
将棋に「成る」というルールがあります。上級者は、あえて「成らず」という手も使います。成らないことで、香車や桂馬や銀は、金よりは、動きが制限されますが、その駒独自の動きを、生かすことができるのです。成金になれる時でも、あえて「成らず」を選べば、人生の有段者。───(ソーテック社『目力の鍛え方』)
あなたが生まれた日に、神様がコインを投げて賭けをしたとしよう。表が出たら、あなたは生涯究極の正直者を通すが、あらゆる人々からならず者だと思われる人になる。裏なら、常習的なうそつきなのに、模範的な人物と見なされる。さああなたは、どちらの人生を選ぶだろうか? 西洋哲学史で、人類にもっとも大きな影響を与えてきた書物の一つ、プラトンの『国家』は、表を選ぶべきだとする議論を長々と展開している。彼によれば、徳が高く見えるより、実際そうであるほうが重要なのだ。───(紀伊國屋書店『社会はなぜ左と右にわかれるのか――対立を超えるための道徳心理学』)
将棋も終わった後の感想戦が楽しいのです。「あそこでこういう手があったな」という感想戦で力が伸びていきます。───(きずな出版『生きる誘惑 自分を動かす61の工夫』)
前編と変わらず将棋のシーンはなってない。あんなど素人の終盤のような...
前編と変わらず将棋のシーンはなってない。あんなど素人の終盤のような局面までプロは指さんわ(笑)
このダサいシーンを極力排除、川本家との人間ドラマに重きを置いたことは良かった。ひなたいじめに妻子捨男登場。面白く見ることが出来た。
しかし両問題とも今ひとつの結末。
・いじめに苦しみ泣いてる時に「ありがとう」とか言われる。いやー、引くやろ。
・主人公が謝罪に行く前に現れろよ三姉妹!そうすりゃもう少し感動できたのに。
いよいよの名人戦、その顚末を描かなかったのは正解。やっぱこの名人、威厳なし。エンディングの曲ももう一つ。
原作を盛り込もうとしすぎて深みがない印象。だが、後編の方が人間模様があり、飽きずに見ることが出来たかな。
清原果耶の庶民的透明感が素晴らしい。有村架純のミスキャスト度は変わらずMAX。ただ子役は有村に似ててなぜか笑える。
お気に入りの台詞
自分で作ったバケモノと闘うんじゃないぞ
将棋の世界を堪能
原作は未読。前編は☆3.5にしましたが、後編はぐっとおもしろくさが増し将棋の世界に引き込まれました!
将棋の知識はほぼゼロなので前編はイマイチ入り込めなかったのですが、後編は何故だか雰囲気で状況が伝わり、将棋の勝負をおもしろいと感じました。
それぞれの人間関係も動き出したのもおもしろかったです。
ですが、原作ファンの人から不満が出てる川本三姉妹の父親を零が追い払おうとするシーン。
私も観ててこのシーンは悲しかったですし、川本三姉妹らしくなくて嫌悪感がありました。
このシーンは原作と違う云々ではなく、何でこの発言?何でこうなる?と腑に落ちず残念でした。
零が将棋にはまる気づきになったシーンはよかったです。夢中になってる様子に大興奮でした!
前編、後編というよりは4時間映画だと思います。
前編で一応の完結があるものと完全に中盤で終わるものがありますが、後者だと思います。
将棋の世界をゆっくり丁寧に鑑賞というタイプの映画でした。
ちょっと中年男性にははまらない気がしますが(ちょっと深みが足りないかな)、それ以外の方になら将棋の世界を一度堪能してみる意味でおすすめします。
深みがない分、難しくなくて見やすいです。足りない分は役者さんの演技力がカバーしてます。
でも、「舟を編む」みたいな大人向けに作ったのが観たかったです。漫画原作だから仕方ないのかな。
豪華キャストが持ち味を発揮
前編を観ての期待値が高かったので後編はやや肩透かしをくらった感じでしたが、それでも最後まで飽きずに観ることができました。
前編後編通じてたくさんの豪華キャストがそれぞれ持ち味を発揮していて良かったです。
前編と趣を異に
将棋の世界には前編で引き込まれているだろう。それに対して、後編では三姉妹が大きく描かれている。清原果耶は、素晴らしい存在感。今後もよい作品に出て、活躍してほしい。後半はとにかく、いろんな「勇気」があって、その勇気をもらった感じ。すばらしい。
将棋よりヒューマンドラマ化
前編が将棋推しだったので、もう少し将棋のシーンに期待したけど、色々な人間ドラマが入り過ぎて散らかってた印象。
原作だったらもっとストーリーに厚みがあるんだろうけど、映画で2時間にしちゃうと薄っぺらい感じ。もったいない。
結構色々な人の感情が描かれてる分宗谷名人の何もわからなさがすごい、耳が聞こえない件も一回出たきりで放置、、、うーん
色々な部分が伏線のようでまとまりきらずだったんだろうなと思った。
宗谷名人のスピンオフとかないかばー?
将棋というよりも家族ドラマ
正直に言うと、前編の方が面白かった。
前編将棋が題材であるからこその内容であったと思うけど、後編はありきたりな家族愛のドラマが中心だったように思う。
有村架純ちゃんに加えて、清原果耶ちゃんの演技は心に響くものがあった。
泣き叫ぶシーンは本当に刺さるものがあった。
物語としての見応えは前編の方があった。
最後の獅子王戦の結末も見たかったなと思う。
続編してほしい。
全く触れなかったけど、神木くんはさすがだった。
前半が良かっただけに残念
前半は割と原作に沿ったストーリーだったので、非常に面白かった。後半はところどころはあるが、ほぼオリジナルだったから世界観がズレた。
後藤と京子の話も多いし、川本家お父さん問題は尺が長いかな。
桐山零 スターティング・オーバー
原作は読んでないし、将棋もしない。
でも、棋士界の生き様や零の成長に心引かれ、前編に続いて面白かった。
パチン、パチンと駒を打つ音だけが響く、静けさの中の格闘技。手に汗握る攻防戦。
今回は、単に棋士としての零の成長だけにスポットを当てるのではなく、周りを彩る後藤、ひなた、あかり、香子…の生き方を通して、零の人としての成長を描いています。
そして、ラストは完結というより、スターティング・オーバー。新たなる歩みを踏み出す零の逞しさを感じさせました。
おなかいっぱい。
前編は時々光も見える、短いトンネルの連続のような話だったのが。
後編は実に暗く長いトンネル。その先に何があるのかわからないという。
「守りたい大切な人」。そしてその人のためには、自分は何ができるんだろう。それまで控えめキャラだった零が、川本家の父に反撃に出た時は。それだけ自信がついたんだなと。
だけど家族の問題は、一人がこぶしを突き上げて解決するものではない所が、哀しいな。
「うちにはあんたの地雷が埋まってる」by義姉。きっつー。
後編では対局の場面も多かったです。
全く将棋がわからないなりに、「それってマズイ手なの?」「ついに負けました、か?」って感じ。棋士の表情で読み取れます。
対局前に義父が「お前の前に座るのは人間。自分で作ったバエモノと対戦するな。楽しんでおいで」。トヨエツさん、なんて優しい表情。先輩棋士であり、育ての親としての発言がほろり来ました。
前編ではA級棋士・後藤役の伊藤英明さんが、どうもしっくりこなかったのですが。
後編ではその目力、凄かったです。エンマさまににらまれているような。
終盤の零VS後藤の対局は、見ごたえありました。迷える若者とベテラン。「義父の言葉、思い出せよ」と零を応援してました。
140分あっという間でした。というか力が入りすぎて疲れた(笑)。
あの終わり方は意見が分かれそうですが。これ以上はお腹いっぱい過ぎて、これくらいでいいかも。
3 月はライオンのように荒々しい気候で始まり、子羊のように穏やかに終わる。
いじめ問題
将棋は何も奪わない
あきらめない!
親子の縁は切ってもいい、と教えてくれる。
ひなた役の子はすっぴんの川口春奈ではなかった。
将棋はバスケみたいにトラッシュトークするのは反則なのだろうか
神木隆之介の凄さをみせてくれる1本
将棋が分からないので盤面をみてもどういう状況かわからないのがもどかしい。
佃島いいなぁ
ちゃんとあやまるのいいね。
力になりたいっていって力をもらってたのは僕の方でした。
猫の出番が少し増えたような気がする、3匹。
エンディング曲は後編の方が好き
全くもって論外
原作が大好きです。
見る前はキャストは中々イメージ通りな人が多いなぁと期待してました。
が、前編後編共に見たけど、とにかくガッカリ。
無駄に豪華なキャストを使ったからか、どうでもいいシーンが多い。
はっきり言って後藤のくだりはいらん。
幸田の義父のくだりも多すぎ。
有村架純も出過ぎ。
それよりももっと川本家のくだりや、父親のクズっぷりを零ちゃんがやり込めて、よくやった所。
他にも零ちゃんが人間として成長していき、段々人との付き合いができるようになっていく所など、本筋になる所を映像化してほしかった。
この監督は原作読んで何を思ったの?
原作ファンの気持ちがちっとも分かってない。
良いところ全然出てないよ。
ガッカリしかなかったし、途中見てるのが嫌にすらなった。
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