劇場公開日 2017年4月22日

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「父親とは〜〜」3月のライオン 後編 星のナターシャさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5父親とは〜〜

2017年4月28日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

知的

前作でいい意味での息抜きであった三姉妹の身の上に
思いもよらぬ不幸がのしかかり、
なんとか助けたいと頑張る零の苦悩〜。

生きるために選んだ前作での絞り出す様な
「将棋しかね〜〜んだよ!」
と、対をなす、
自分ができることはこれなんだ!を確信する様な
「将棋しかね〜〜んだよ!」
のセリフがとても印象的でした。

そして今回は前回以上にクローズアップされた「父の存在」

義理の父であり将棋の師である幸田と零、
三姉妹を捨てて出て行った父と三姉妹。
三姉妹が父と決別した後に
零に名人と対局するための着物を誂えてやる幸田と零のやりとり。
更に幸田と実の娘香子とのやりとり。

簡単には言葉にできない三組の父と家族の姿を
なんとか映画にしようとした
製作者の方々の努力が伝わる〜。

更に「神の子」宗谷の人知れぬ苦悩、
彼もまた迷える人の一人であったことが感慨深い〜。

続きが観たいけど〜難しいでしょうね〜。
でもこの「後半」自体はもう一度観たいです。

それから、前回は少ない出番ながら良い味出してた、
今をときめく高橋一生のライトな魅力、今作では炸裂!!
いったい、何個カップ麺、喰ったんだろう(笑)

星のナターシャ
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