「男ってこんなモンです…みたいな頭を割って観たような映画!」14の夜 たいよーさんさんの映画レビュー(感想・評価)
男ってこんなモンです…みたいな頭を割って観たような映画!
『喜劇 愛妻物語』などを手掛けた足立紳監督の長編デビュー作。風紀を意識しなくてはいけない新幹線で観てしまいました。スミマセン…。笑
厨二病でありながら、家庭環境とかもあって…複雑に絡み合った感情も全て性のせいにする!みたいな野蛮さが良い。時代的にも、カーストや関わりたくない部分も諸々見えるから、ある意味新鮮。今なら失望で孤独を抱えていくのであろう背景も、グッチョグチョになれ!と感情のオーバーヒートで許されそうな気さえしてしまうからズルい。
AV女優が見れるから会いにいく、という下りしか把握してなかったので、この展開はかなり意外。誰からもその存在を忘れられてしまうのでないか、という漠然とした感情も案外可笑しく思えるのだろう。ただ、刻まれる時間はもっと小出しにしないとあまり意味を成したようには思えなかった。その一方、大人になることを知ってしまえば、強い自分になれた気さえしてくる事の感情は共感できる。
青木柚と門脇麦が出ていることくらいしか把握してなかったのだが、意外とメンツが豪華。相変わらずおっぱい要員でキャラクターを演じることの多い浅川梨奈に、まだ事故も改名もしていない伊藤健太郎。それに、金子大地の風格よ。カッコ良すぎる。
とびきりアホなんだけど、人間臭いのが勝ってくれるから観終わった後は凄く爽快。やってくれたな…と思う。ホント、男ってこんなモンでスミマセンって感じ。笑
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