「入れ子構造のドキュメンタリー」FAKE たきさんの映画レビュー(感想・評価)
入れ子構造のドキュメンタリー
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佐村河内含めて、出てくるヤツらがみんな嘘つき。マスコミ、監督も。
ただ佐村河内って、答えにくい質問されると間をとって嘘つくんですけど、奥さんを愛してるかという質問には即答する。あと、猫がとても幸せそうできっと佐村河内自身も悪い人ではないのだろう。動物は嘘をつけないから。
この二つは少なくも真実なのではないか?
というある種の希望を台無しにして、全部作り話にしてしまう最後の12分。監督がタバコを止めることに動揺する猫すら捏造できてしまう。ベタ劇映画的な絵面で二人の愛すら陳腐化してしまう。
ドキュメンタリー映画としては反則に近いどんでん返しだと思いますが、佐村河内事件なので成立する手法だと思いました。嘘だらけの佐村河内をやらせドキュメンタリーで描くっていう。
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