「ねえ本当は何か本当があるはず」FAKE kkmxさんの映画レビュー(感想・評価)
ねえ本当は何か本当があるはず
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ハラハラしながら観賞しました。
聴覚障害を疑われるときはムキになるんだけど、作曲のくだりになるとしどろもどろになるところとかはドキドキ!
外人ジャーナリストのシュートな質問に死体みたいな顔になっちゃった佐村河内さんを見ると、
「守、よく頑張った!もう楽になっちゃいなYo」
とか思っちゃった。
曲の指示書がヤバくて笑ってしまった。
内容の中二感がなんともたまりません!
あれは静止画で見たい。
きっと彼はイメージが豊かな人なんだろうね。
作曲家としては、シンプルな歌メロくらいはできる人かなと思った。
元ロッカーだったみたいだし。
ラスト曲はまさにFAKEかな、って思えたけど、曲はキャッチーな旋律で押し切るようなポップクラッシックなので、自作だろうと思いました。
共作曲の制作過程を想像すると、彼は自身が曲の核と捉えているであろうイメージや構成、あれば主旋律とかを新垣氏に伝えて、あとは丸投げしてたのだろう。
新垣氏を技術者と呼んでいたけど、曲のグランドデザインは自分だ、だから自分が作曲者なんだって思ってたんじゃないかな。
ドキドキムービーだったけど、一番のドキドキは夫婦愛でした。
監督に促され、愛を確かめ合うシーンはウルっときました。
あんなに腹の据わったパートナーと関係を築けた佐村河内さんは本当に幸せ者だと思いました。
ラスト曲のシーンは、監督の足よりも香さんの他の指の陰に隠れても僅かに見える薬指の輝きが印象深いです。
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