「裏切り者の末路」トリプル9 裏切りのコード フリントさんの映画レビュー(感想・評価)
裏切り者の末路
警察とロシアンマフィアの板挟みにされる強盗団の話
主人公が誰だったかわからないほどの豪華俳優陣で見ているだけで高揚感が有る。
腐敗した警官、ユダヤ系ロシアンマフィア、MS13、出てくる人ほぼすべてが悪人。もとはいい奴だったのだろうに、悪銭身に付かずというか因果応報というか、なぜこうなってしまったのかと思いたくなる。
アトランタの治安の悪さと、主人公の様な存在が唯一の救いだが、もっと根本に根ずく問題が見え隠れしているする物語だと感じた。
監督の「欲望のバージニア」が大好きだったので、今作も楽しめた。
悪人の掟、けじめの着け方、かっこいいと言うより、渋い個性あふれる名優達の迫真の演技がうれしい作品だった。
劇中セリフより
「舌の喋った代償は頭が払う」
口は災いの元、言葉は命に繋がっている。
自分の言動は些細な事でも他人にとっては重大だったりする。
言葉の重みを再確認した。
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