マイケル・ムーアの世界侵略のススメのレビュー・感想・評価
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映像編集のチカラ
日本は、アメリカを真似る必要はない!!!
ハリセンボン近藤春菜とクリソツでお馴染みの???、アメリカのドキュメンタリー映画監督マイケル・ムーアが、「世界の中心はアメリカでしょ?なんでもアメリカが世界の基準でしょ?」と言わんばかりにヨーロッパに意気込んで“侵略”して行った事の次第を表したドキュメンタリー。
『シッコ』では、アメリカの医療制度の問題点に光を当てていましたが、この作品では、労働問題や食育、高等教育機関での授業料、あるいは刑務所での受刑者の扱い、男女同権の問題などもっと幅広い事柄に焦点を当てています。
最初の頃は、まぁ、茶化した感じでもありましたが、作品中盤以降、男女同権の問題の辺りからでしょうか、そう言う茶化した感じは鳴りを潜め、よりまじめに問題を取り上げるというトーンに変わっていっていました。そう言う意味では、途中で、作品のトーンが変わったので、ちょっと戸惑いました。
見ていて「なるほどな~」と思ったのが、フランスの給食ですね。あのように、幼い頃から、テーブル・マナーをきちんと仕込まれるので、おとなになってから、洗練された振る舞いができるんですね。日本でも、給食はありますが、無い自治体もありますし、給食が有っても、テーブル・マナーまで踏み込んでいませんからね。ダメですね。
それと、高等教育機関・・・つまりは大学ですが、これの授業料の問題。日本では、年々大学授業料が上がると共に、奨学金制度が貧弱なので、日本学生支援機構の“奨学金”と言う名前のローンで借金を抱えてしまう事が、昨今問題になっていますが、やっぱり、国の礎を築くと言う事を考えると、高校のみならず、大学も授業料は無償化するべきではないかと思いますね。
日本でも学ぶべき所がたくさんあることが、物凄くたくさんあることがわかりました。チュニジアも出てきましたが、それ以外は全てヨーロッパ。これまでに蓄えられてきた、社会資本の厚さを強く感じずにはいられませんでした。
マイケル・ムーアはやはりマイケル・ムーア!
久々の監督作の鑑賞だったが、やはりマイケル・ムーアの存在が唯一無二だと実感した一本。
とりあえず場末の日本の女芸人のネタにするのは、即刻止めさせようよ、そんな低次元で知られるべきではない人物なので。
と思わずにはいられない、多少歳を取ったのか柔和になったが相変わらずの切り口の鋭さと皮肉の効きっぷりが気持ち良かった。
劇中でさんざEU、そして近郊の諸国と比較して扱下ろされるアメリカの実態だが。
我々の所属し、日々暮らす日本はそれをはるかに下回るという現実の実態を突きつけられる。
後半の舵切りに若干誤解を招くような演出があるが、「女性の自立」の先進国の事例だという認識で観られるかどうかが問題か。
ともあれいまだ本格的にアジア進出していない監督に、次こそは是非アジア諸国を、日本をぶった切ってみてほしいなと思った作品。
変わらず元気だ
まさかマイケル・ムーアに泣かされるとは…
アメリカの問題と凄さ
米国 VS ヨーロッパ
「ヨーロッパ諸国の素晴らしい体制、制度を真似る」のがこの作品の大筋だけれど、Michael Mooreだとこれが「侵略」。
ターゲットにアジアの国は1つも出ていない。まあ、持って帰りたいアイデアなんて無いのでしょう(笑)。
前半は結構笑えます。イタリア、フランスあたり。アメリカ、というか彼独特のユーモアが冴えていて。
ノルウェーのハルデン刑務所がまた登場していたのに驚き。世界一憧れの、いや、有名な刑務所になってしまったかも。。。
後半の旅、女性の社会進出を扱ったあたりからはちょっとシリアスな感じ。個人的には最初のテンポよい笑いで締めくくっても良かった気がします。
とにかく、働きづめで常にストレスを抱えた日本人にもおススメする作品。
マイケルムーアじゃねぇよ
昔CXで放送していたクイズ番組『世界の常識・非常識!』を思い出させ...
初めてのマイケル・ムーア作品
ハリセンボン近藤春菜さんのギャグでおなじみの、という意識しかなかったマイケル・ムーア監督。いや、もちろん、『ボウリング・フォー・コロンバイン』や『華氏911』のタイトルは知っていましたが、観たことがなかったので……。
有楽町朝日ホールでの試写会に、ダーリンと二人で参加。
結論としては、とても面白かったです。たくさん笑って、たくさん驚いて、たくさん感心して。
アメリカ人だけでなく、日本人にとっても、学ぶところが多い映画なのではないでしょうか。
学費の借金を背負った大学生が多いとかは、日本も同じですものね。
面白かったので、過去のマイケル・ムーア作品も観てみたくなりました。
ちょっと長いなあと感じたので、☆一つ減らしておきます。
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