マイケル・ムーアの世界侵略のススメのレビュー・感想・評価
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ヨーロッパは進んでる
2021年10月10日
映画 #マイケル・ムーアの世界侵略のススメ (2015年)鑑賞
今回はアメリカの問題を指摘するのではなくヨーロッパの優れた制度を紹介してる
イタリアの労働制度
フランス、フィンランド、スロヴェニア、ドイツの教育
ポルトガルの薬物政策
ノルウェーの刑務所
アイスランドの女性の進出
自国のダメなところを突き詰める!!
全く知らないこともあって驚いた。
ネタバレにはなるが、
・ある国の教育方針
・ノルウェーの刑務所事情
には本当に度肝抜かれた。
刑務所に関しては
嘘だと思うくらいの事実で、
本当にあり得るのだとしたら、国民性のおかげなのだと思う。
本国も真似すべきだと思うことが多くて、
でも本当にこの制度が制定されたらどうなるのだろう、
と考えると今以上に怖くなった。
もちろん、これがすべてだとは思わない。
映画は映画だし、都合よく切り取れることも事実だ。
もっといい部分、悪い部分、あるかもしれない。
ただ、大事なのは一人一人がこの作品から何を学び、
何を吸収したかということだと思う。
奪え、世界の宝物!
愛するアメリカのため、他国の宝を盗みに行く!
世界侵略に向かったマイケル・ムーアは相変わらずの軽妙さだ。むろんアメリカのためが前提なるも、ヨーロッパ各国の至宝は、病める日本にも珠玉の宝物と映る事間違いなし。
少々事実は誇張、誘導気味な気もしなくはないが、重箱を突いて趣旨、本題を見落とすわけにはいかない。
まとめ方も鮮やかなら、すっかり洗脳されて鑑賞終了となる。
でもいろいろ、各国の政策には驚かされた。
夢のようなあれやこれやも、崩せる壁の向こうに広がっているはず。
できないと思っていたけど案外簡単にできるものだ。
世界各国で実施されて効果の出ている施策をアメリカにも取り入れていこう、ということを目指すドキュメンタリー。
アメリカだけではなく、日本としても目指すべきところは同じである。むしろ、日本はアメリカ以上に遅れているような部分も数多いなと感じる。
全ての源流は、国民が幸せになることが全ての強さに通じるということだ。一部の人間の利益のみを追求すれば、いずれ国は滅ぶ。
できないなんてことはない。意外に簡単にできるかもしれないじゃないか。
『なるほど!ザ・ワールド』でした
説教臭くなく面白かった。
ヘェ〜って、なるほど〜って感動しました。
ヨーロッパだらけなので、世界侵略ってほどのスケールじゃなかったけど、どれも示唆に富んで、良い勉強になりました。
日本はアメリカナイズしてきたけれど、米国だけじゃなくもっと他国の良い点に目を向けるべきだと思いました。
まぁでも、ある良い側面を見るだけじゃなく、デメリットも考えなくてはなりません。その点、片手落ちかなと思います。映画だから仕方ないか。
この作りはズルいよ
イタリアの労働環境は素晴らしい!
フランスの教育制度は素晴らしい!!
いや、それはまぁおそらく仰るとおりなんですが、
ポルトガルは麻薬完全合法だから素晴らしい!!!
スェーデンの刑務所は人権重視だから素晴らしい!!!!
いや、それ何か違くねえか?
どの問題も、真面目に描こうと思ったら2時間でも尺が足りないものばかりなのに
上っ面の上澄みだけ舐めて美化してるとしか思えない。ズルい。
全面的な肯定は、全面的な否定と本質的に同じでしょ。
本物の馬鹿は騙せても、私みたいな半端な馬鹿はこんなんじゃ騙せないぜ。
子供が将来を幸せに過ごせるように
今回は教育と女性がテーマで、日本も耳の痛いところが多々ある。
いろんな国にはいいところや悪いところがあり、できるだけいいところだけ見習っていきたいものだ。
クージャパンもいいけど、謙虚さを忘れてはいけないと思う。
今の日本の教育、目指すのは子供の幸せ、それとも?
移民の現実が描かれていないのは?
素晴らしい面ばかりが描かれていている。
確かに、中のコメントでは「これが全てではないが」と但し書きと受け取れるものはあったけど・・・
世界的にグローバリズムが進んでいる現実に疑問も感じなくは無かった。
市場原理がもたらす繁栄と貧困は、共産社会主義的な共同体の腐敗と貧困となんら変わりない。
人という生き物が意識管理できる範囲は、思っている以上に狭い。
行き過ぎた自由経済がもたらした現実が、アメリカにある。
というお話。
そして、それを笑えない日本。
凋落
各国における国民にとっての素晴らしい制度が、実はアメリカの発明だったというオチ。持っていたものが、なんでなくなってしまったのか?
アメリカの民主主義 がどうしてこんなに凋落してしまったのかを、自ら調べたくなる作品でした。ついでに、日本の民主主義が凋落した理由も分かるかもしれません。
社会の授業でこの映画を観るべき
無関心••3••好
並••3••凄 真剣
無1••••涙/無•••4•固ゆで
無••••5社会派/大衆••3••狂信
標準/沈黙
俺の満足度 60点
作品賞可能性 40%
社会の授業の代わりにこの映画を観るべきだな。
飽きさせないのは流石。
普通の人が撮ったら、教育ドキュメンタリーぞ。
勉強になったが…毒が少ない
マイケル・ムーアが登場せず、同様の映画が作られたとしても日本で上映されることはなかっただろう。教育テレビでやればいいレベル。毒と皮肉に期待する向きにはかなりマイルドではないか。
現代アメリカに強い関心を持つ人にはそれなりに有益な映画だが、そうでなければ、金を出して映画館で見る必要はない。ムーアマニアは別にすれば、ふ~ん…で終わる内容。
もちろん決して内容が悪いワケではないが、原題・邦題とも、映画そのものが名前負けの感ありで、内容は伴っていない。
まだ、日本に取材してもらえればこちらもはっとするようなモノを提示してくれたかもしれないが、日本どころかアジアの国も出てこず、(冒頭に白人の国を侵略する…と宣言してるけどね)、最後まで口ポカンな映画だと感じる人も多いかもしれない。
平日夕方に鑑賞したが、評者含めて観客は3人だった。
世界の幸福論。
自分が一番だと思っている国ほど周りを見ないことを前提に、
鮮やかな切り口で他国と比較しポジティブ持論を掲げる本作。
あらムーア氏随分丸くなっちゃった?感はあるものの、取り
あげる比較論を幾つも見ていれば言いたいことが見えてくる。
今までたった一人で攻めていた姿勢からか身軽なミッション
に冒頭から笑顔が漏れるが彼独自の視点は鮮やか。ただその
思惑は早々に破られ、後は相手の幸福論議に頷くだけという
何とも~な展開が幾つも続く。あの大国あの巨漢^^;を相手に
堂々と語る外国勢のゆとり。人間の幸福を第一に考えている。
最後に放つ皮肉は私たち日本人にも耳が痛くなるような、今
そこを一番考えなきゃいけないよねというメッセージとなる。
健全な心と体はどうすれば育つのか?一つ一つのヒントから
学ぶべき文化や主義志向が多岐に渡り理解できて参考になる。
(こういう攻め方もあるね。どんどん世界文化を侵略しよう)
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