劇場公開日 2016年5月27日

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「勉強になったが…毒が少ない」マイケル・ムーアの世界侵略のススメ トコマトマトさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0勉強になったが…毒が少ない

2016年8月11日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

知的

マイケル・ムーアが登場せず、同様の映画が作られたとしても日本で上映されることはなかっただろう。教育テレビでやればいいレベル。毒と皮肉に期待する向きにはかなりマイルドではないか。
現代アメリカに強い関心を持つ人にはそれなりに有益な映画だが、そうでなければ、金を出して映画館で見る必要はない。ムーアマニアは別にすれば、ふ~ん…で終わる内容。

もちろん決して内容が悪いワケではないが、原題・邦題とも、映画そのものが名前負けの感ありで、内容は伴っていない。
まだ、日本に取材してもらえればこちらもはっとするようなモノを提示してくれたかもしれないが、日本どころかアジアの国も出てこず、(冒頭に白人の国を侵略する…と宣言してるけどね)、最後まで口ポカンな映画だと感じる人も多いかもしれない。

平日夕方に鑑賞したが、評者含めて観客は3人だった。

町谷東光