「Taste of butter. 怖いというより気持ち悪い。」ウィッチ アキ爺さんの映画レビュー(感想・評価)
Taste of butter. 怖いというより気持ち悪い。
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なんだか陰鬱な感じでした。怖いっというより生理的に気持ち悪いと言ったが正しいかも。
もちろんアニャ・テイラー=ジョイが出てたんで観てみたのですが、もう最初の赤ちゃんが魔女に囚われてたシーンで結構嫌な感じでしたね。赤ちゃんが不幸になる話は苦手です。後、弟くん、魔女見たら逃げようよ、全力で。セクシーだからってフラフラ~っと近寄っていっちゃダメだよー!
現代の日本人なのでキリスト教の考えはよくわからないのですが、原罪とか言い始めたら生まれてくる事自体ダメじゃね?って思えてきます。父親が狂信的(というか単にコミュ力不足?)してたから村から追い出されてしまい一家にとっては宗教は悲劇にしかならなかったんですよねー。あまり宗教にハマるのは良くないですね。
でも悪魔が取引でバターの味はどうだって言ってるのは現代感覚でいうと意外に悪魔ってケチだなって思ってしまいます。そういえば藤子F不二雄の昔の短編で「昔の人間はちょっとした事で魂を売り渡してくれたのに、最近は贅沢になって苦労する」と悪魔が嘆くマンガがありました。
家族といる時は憂鬱そうだったのに最後魔女になったトマシンの恍惚とした、悲しげな笑顔が印象に残りました。イヤー、演技上手いわ~。アニャ・テイラー=ジョイは次代のホラークイーンになりそうです。
しっかし、何言ってるかスゴい分かりにくいなぁって思いながら見てたのですが、アメリカへの入植当時の言葉を再現してたんですね。例えるなら全編平安言葉の日本の時代劇見てるようなもの。そのこだわりが時代感をいっそう引き立てるのでしょうけど、モヤモヤが残る作品でした。
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