「久々の違和感」SING シング クリストフさんの映画レビュー(感想・評価)
久々の違和感
動物擬人化アニメと言えば「ズートピア」
あの作品が素晴らしかったのは、単純な擬人化だけじゃなく、動物そのものの特性を課題として動物たちに議論させていて、それで話も面白いという文句つけようの無い所。役者声優も上戸彩くらい、脇は実力声優で堅めてるのも安心して観てられる。(サバンナ高橋はEテレとかで声優やってる)
それ以来の動物擬人化アニメなので期待していたが、正直つまらなかった。
プロットの粗さとして、オーディション賞金が誤植で宣伝されてしまった事がオーナーであるバスターには一切知らされず、それが発覚してもバスターは賞金あるかの如く振る舞う詐欺師と化すという、何の捻りもない薄い話。全くノレない。
歌が見せ場の話なので歌手が声優やってるのは良しとしよう。でもそれ以外の役まで役者とか芸人とかやり過ぎじゃない?
あんなによく喋るメインが何故ウッチャンなの?ちょっと前の役者声優の走りだった頃の、アニメと声のドライブ感の無さ、違和感を久々に感じた。
寧ろメインが山寺なら納得したかも。
そーいえば、グルーも鶴瓶だしペットはバナナマン。
イルミネーションはメインは芸人と決めてるのか。
「ミニオンズ」の天海祐希は別格で良かったけどなあ。
あと、折角動物沢山出てくるから、それぞれの特性を持たせて役をやらせた方が楽しいし子どもにも受けが良い。
ギャングはゴリラより、オオカミやハイエナの方が良いし、MISIAの圧巻の歌声を持つのは、象じゃなくて鳥系の何かの方が良いと思うけどなあ。
でも2やりそうだな。
次回は頑張って下さい。