「これぞ音楽劇!フェス映画の誕生!!」SING シング showさんの映画レビュー(感想・評価)
これぞ音楽劇!フェス映画の誕生!!
ミニオンで一発当てたイルミネーション・エンターテイメントの最新作を、すっかりご贔屓の109シネマズ川崎で、2D吹替版で鑑賞。
朝9:45の回で、先週に続き朝活映画。
「レゴ・バットマン」よりもお客さんが入っていて、客層も子連れファミリー以外にもカップル率も高く、「こんな時間にデートで映画を観るのか!」と軽く衝撃を受けました。
イルミネーションは、「怪盗グルーの月泥棒」でミニオンってゆうキラーコンテンツを生み出して以降、年に1〜2本のペースで3D作品を制作し続けていますが、
正直、自分的にはイマイチ乗れない作品が多かったです。
しかし、本作はイルミネーションの中でもピカイチの出来じゃないでしょうか!
登場人物それぞれが「音楽」を通して、夢を持ち、諦め、そして、その夢を再度チャレンジする勇気を持ちます。
イルミネーション作品なので、いつもの如くダレる場面もあるんですが、本作はそこを「音楽」がうまく補っていましたし、
ニ幕ラストのハチャメチャ展開から、ぐっと盛り上がって三幕目はもう、拍手喝采の音楽劇!
ミュージカル特有の高揚感で、劇場の温度がドンドン上がっていって、
ラストは涙なしには見れませんでした。
本作で特徴的なのが、「SING」というタイトルどおり、使用される曲の多さ!
しかも、洋楽ポップミュージックのみでなく、オペラやロック、ミュージカルソングやバラードやクラブミュージック、終いにはきゃりーぱみゅぱみゅまで流れます。
そんな作品で全体を通して感じたのは、フェス感!
観客と一緒に多ジャンルの音楽を共有して盛り上がる感じは、まさに音楽フェスそのものです。
実際に、お子ちゃんは拍手や手拍子など自由にやっていて、とてもいい雰囲気でした。
日本語吹替版の声優陣もドンピシャなキャスティングで、違和感なし。
もう一回観たいくらいの良作でした!